お知らせ詳細

2018/10/12

GoogleMapの仕様改定に伴うドリームXの地図機能の変更とお客様側での対応について



Googleマップの利用規約の変更に伴い、ドリームXで使用している地図(Googleマップ)の表示方法が変更となります。




Googleマップ(Google Cloud)の利用規約の変更内容について

2018年6月よりGoogle Maps API(ホームページ等に地図を掲載させる仕組み)の利用が必須となり、料金体系も刷新されました。
詳しくはコチラをご覧ください。

それに伴いまして、ホームページで地図を表示する際、一部の機能を使用するために対応期限までに「Googleマップ用のAPIキーの取得・登録」が必要になります。


ドリームXの地図表示の変更内容について

Googleマップの利用規約の変更に伴い、ドリームX内でこれまで使用してきた(選択できた)「マーカー表示付きの地図」(地図検索機能)の削除と 「ルート検索機能付きの地図」の表示方法を変更致します。

①「マーカー表示付きの地図」(地図検索機能)→ 削除



②「ルート検索機能付きの地図」→ 静的な地図へ変更



③静的な地図はこれまで同様にご利用・表示されます



④管理画面上の地図は変更内容に含まれません


これまで通りの地図機能をご利用になるには

これまで通りの地図機能をご利用になる場合は、対応手順に従ってGoogleマップ用のAPIキーの取得・登録をすることで利用可能です。
また、登録される場合は利用料金が発生する可能性がございますので、利用料金もご確認ください。


対象者

ドリームX(旧名:ドリームXジグソー)の導入会社様


対応期限

ご対応期限は、2019年01月21日までとなります。
期限日以降のGoogleマップの表示につきましては、ドリームXの地図表示の変更内容についてをご確認ください。


対応手順

Googleアカウントの作成


すでにGoogleアカウントを所有しており、そのGoogleアカウントで「Google Maps Platform」の管理や決済等を行っても問題ない場合は、この手順は不要です。

https://accounts.google.com/ServiceLogin
で、Googleアカウントの新規登録を行います。

上記URLにアクセスして、「アカウントを作成」をクリックします。
すでにログインしている場合(一度ログアウトしてください)やブラウザでGoogleにログインしたことがある場合には、 「別のアカウントを使用」をクリックしてください。

項目に従ってGoogleアカウントの作成を行います。
途中で電話番号認証(登録端末によってはSMSが使用できる電話番号に限られます)が求められますので、 届いたコードを入力してください。


Google Cloud Platformの無料トライアルの登録(クレジットカードの登録も行います)とアップグレード


すでに「Google Cloud Platform」の登録およびアカウントのアップグレードを行っている場合は、この手順は不要です。

https://console.cloud.google.com/
で、「Google Cloud Platform」の登録(無料トライアル)を行います。

「無料トライアルに登録」をクリックします。
利用規約に同意後、アカウントの種類が「ビジネス」になっていることを確認の上、 住所やメインの連絡先、クレジットカード情報の入力を行ってください。
メインの連絡先のメールアドレスは、このGoogleアカウントのメールアドレス以外でも大丈夫なので、 普段利用しているメールアドレスを入力してください。



②登録後、入力したメールアドレス宛に「Googleアカウントに関してご対応が必要です」という件名のメールが「payments-noreply@google.com」から届きます。
「受諾する」のリンクをクリックして同意してください。





https://console.cloud.google.com/home/dashboard
で、アカウントのアップグレードを行います。

アップグレードした場合:
無料トライアル期間終了後または最初に付与される300ドル分のクレジットを使い切った後に、 APIの使用量分の課金が発生して登録したクレジットカードに請求されます。

アップグレードしなかった場合:
無料トライアル期間終了後または最初に付与される300ドル分のクレジットを使い切った後に、 アカウントが一時停止するためGoogleマップ上でエラーが発生します。

「アップグレード」をクリックします。
もし表示されていない場合は、「Free trial status」をクリックしてからアップデートを行ってください。



⑤確認のウィンドウが表示されるので、「アップグレード」をクリックすると有料アカウントにアップグレードされます。




Google Maps API用のプロジェクト作成


https://console.cloud.google.com/home/dashboard
で、「Google Cloud Platform」の登録段階で「My First Project」というプロジェクトが作成されているので、削除します。
もし、別の目的で「My First Project」を使用している場合は削除しないでください。

①プロジェクトが「My First Project」を選択されていることを確認します。
②プロジェクト情報の「プロジェクト設定に移動」をクリックします。



シャットダウンをクリックします。



プロジェクトIDを入力して、シャットダウンします。



シャットダウン後、しばらくして「プロジェクトは削除保留中です」というウィンドウが出れば、削除処理は完了です。


https://console.developers.google.com/apis/dashboard
で、新しくGoogle Map API用のプロジェクトの作成を行います。

「プロジェクトの選択」をクリックします。
⑥「プロジェクトの選択」というウィンドウが表示されるので、「新しいプロジェクト」をクリックします。



⑦プロジェクト名に「GoogleMapsAPIKey」または任意の名前を入力して、作成します。




APIライブラリの追加


https://console.developers.google.com/apis/library
で、Googleマップで使用するAPIライブラリの追加を行います。

①作成したプロジェクトが選択されている状態にします。
②検索フォームに「maps」と入力します。
③条件に一致したAPIライブラリが表示されるので、まずは「Maps Embed API 」をクリックします。




「有効にする」をクリックします。



「←」で戻ります。



「未使用のAPI」の一覧から下記のAPIライブラリを④、⑤の手順で有効にしてください。
・Directions API
・Geocoding API
・Maps Embed API(有効済み)
・Maps JavaScript API
・Maps Static API
・Places API for Web(似た名前のものが複数あるので注意してください)
・Street View Static API



⑦「使用中のAPI」に上記のAPIが表示されていれば完了です。


APIキーの発行



https://console.developers.google.com/apis/credentials
で、Googleマップで使用するAPIキーの発行を行います。

①作成したプロジェクトが選択されている状態にします。
「認証情報を作成」をクリックして、「APIキー」を選択します。



「キーを制限」をクリックします。



「アプリケーションの制限」で「HTTPリファラー(ウェブサイト)」を選択します。
「このHTTPリファラー(ウェブサイト)からのリクエストを受け入れる」に、 ドリームXで使用しているドメインを入力して、保存します。



⑥APIキーをコピーします。




ドリームXへのAPIキーの登録


ドリームXの管理画面にログインして、コピーしたAPIキーを登録します。

「一般設定」をクリックします。
「Googleマップ APIキー」に、APIキーを入力して登録します。
「Googleマップ ルート案内機能」を「ON」にします。
「Googleマップ 地図検索機能」を「ON」にします。



ルート案内機能・地図検索機能が不要な場合、または課金が不安な場合は「OFF」にすることで機能の制限ができます。


予算アラートの設定


予算アラートは、設定した予算額のしきい値を超えたときにアラートを送る機能です。
あくまでもアラートを送るだけですので、機能の制限は行えないことに、注意してください。

https://console.developers.google.com/billing/
で、予算アラートの設定を行います。

「マイプロジェクト」を選択して、対象の「請求先アカウント」をクリックします。



「予算とアラート」を選択して、「予算を作成」をクリックします。



③任意の設定を行い、保存すれば完了です。

適当な名前をつけてください。
「請求先アカウント」
「指定額」か「先月の利用額」を選択してください。「指定額」を選択した場合は、支払いが発生した際に許容できる金額を入力してください。
月額無料枠分などを差し引いた費用が対象となります。
設定した予算の割合を超過したときにアラートメールが送信されます。
例えば、予算額を10,000円で設定して予算の割合を50%に設定した場合は、請求金額が5,000円を超過したときにアラートメールが送信されます。




メンバーの追加


初期設定のままですと、アラートメールは作成したGoogleアカウント(管理者)にしか届かないため、 アラートメールをGoogleアカウント以外に届くように設定します。
なお、今回の設定ですとアラートメール以外は届かないので、 常にGoogleアカウントに届いたメールを見れるようにしておくか 転送するように設定しておくことをお勧めします。

https://console.developers.google.com/billing/projects
で、メンバーの追加を行います。

「マイプロジェクト」を選択して、対象の「請求先アカウント」をクリックします。



「メンバーを追加」にアラートメールを受信させたいメールアドレス(有効なGoogleアカウント又はGoogleAppsアカウントに関連付けられているメールアドレス)を入力します。
「役割を選択」で、「[Billing]>[請求先アカウントユーザー]」を選択して、追加すると完了です。




割り当て設定


予算アラートでは、APIキーの利用制限は行えないため、課金を完全に防ぐことはできません。
その代りにAPIキーの1日の利用制限を適切に掛けることで、課金を防ぐことが可能となります。
なお、設定した利用制限を超過した場合は、Goolgeマップ上でエラーが発生しますので、 ご理解の上、割り当て設定を行ってください。

https://cloud.google.com/console/google/maps-apis/overview
で、APIキーの制限(割り当て)が行えます。

割り当て上限の数値は、下記の料金表を目安にしながら、
ホームページのアクセス数やAPIのリクエスト数から判断して適切に設定してください。
なお、現時点で「Maps Embed API」は無制限で利用可能ですので、制限を掛ける必要はありません。

①作成したプロジェクトが選択されている状態にします。
②使用中のAPIの中から制限を掛けたいAPIをクリックします。



「割り当て」を選択してください。
④割り当て名「Map loads per day」の編集アイコンをクリックします。



「無制限」のチェックを外す。
⑥割り当て上限の数値を入力します。
「確認」にチェック後、保存して完了です。




以上が対応手順となりますので、ご不明な点がございましたら、ドリームワン(0422-76-1555)までご連絡ください。



利用料金

Google Maps Platformの機能には大きく分けて3種類(マップ、ルート、プレイス)のサービスがあり、 サービス内で無制限に使用できる機能と使用量に応じた料金が課金される機能(月額無料枠が含まれます)があります。

利用料金は従量制となっており、月額無料枠は200ドル(約22,000円(※1))までで、
これを超えた利用分が課金され、登録したクレジットカードに料金が請求されて自動的にお支払いされます。

利用されるサービスによって異なりますが、基本的には1ヶ月のホームページへのアクセス数(ページビュー)が2万程度までであれば、無料枠内に収まる計算です。(※2)

ドリームXで利用されるサービスに関わる一部料金を下記に記載しています。(※1, ※3, ※4)
なお、料金は変更になる場合がございますので、最新の価格表はGoogle社のサイト またはゼンリンデータコム社のサイトでご確認ください。

マップ


月額無料枠(200ドル分) 呼び出し1,000回あたりの料金 利用頻度(※5)
月間使用量 0~100,000回までの呼び出し 100,000回以上の呼び出し
Embed 無制限 0.00ドル(0円) 0.00ドル(0円)
Dynamic Maps 最大28,000読み込み 7.00ドル(約770円) 5.60ドル(約620円)
Dynamic Street View 最大14,000パノラマ 14.00ドル(約1,540円) 11.20ドル(約1,230円)
Static Maps 最大100,000読み込み 2.00ドル(約220円) 1.60ドル(約180円)


ルート


月額無料枠(200ドル分) 呼び出し1,000回あたりの料金 利用頻度(※5)
月間使用量 0~100,000回までの呼び出し 100,000回以上の呼び出し
Directions 最大40,000呼び出し 5.00ドル(約550円) 4.00ドル(約440円)
Directions Advanced 最大20,000呼び出し 10.00ドル(約1,100円) 8.00ドル(約880円)


プレイス


月額無料枠(200ドル分) 呼び出し1,000回あたりの料金 利用頻度(※5)
月間使用量 0~100,000回までの呼び出し 100,000回以上の呼び出し
Geocoding 最大40,000呼び出し 5.00ドル(約550円) 4.00ドル(約440円)
Geolocation 最大40,000呼び出し 5.00ドル(約550円) 4.00ドル(約440円)
Nearby Search 最大5,000呼び出し 40.00ドル(約4,400円) 32.00ドル(約3,500円)



お手数をお掛け致しますが、対応期限までにGoogle Maps Platformの登録およびAPIキーの取得・登録を 行っていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

ご不明な点がございましたら、ドリームワン(0422-76-1555)までご連絡ください。

1ドル110円換算です。レートにより変動しますのでご注意ください。
2018年09月26日現在の料金と機能の使用頻度に応じて算出した想定の結果ですので、実際には異なる場合がございます。
料金は今後変更になる場合があります。
料金表に載っていない機能についての請求が発生する場合があります。
これまでの利用履歴からの判断ですので、実際には異なる場合がございます。
Google Cloud Platformのご利用に伴うあらゆる事象について、当社では一切の責任を負いません。