売り込むほどお客さんは逃げていく
「商品を売るな」(日経BP社刊、著者:宗像淳)(下記画像)という本をご存知ですか?
営業するほど、売り込むほどお客さんは逃げていくということを分かり易く解説しているます。それが現実的になったのがGoogleの検索結果の右側広告の廃止です。
Googleが強気になったという人もいますが、それは違います。
売り込み広告にうんざり、売り込むほどお客さんは逃げていく
不思議な時代になりました。売り手(不動産会社)が売り込むほど、お客さんが逃げていくからです。今お客さんが求めているのは、良い商品ではありません。
この変化にいち早く気付いた人(不動産会社)は新たな手を打って成功しました。
その変化に気づかず今までのやり方、つまりホームページや訪問営業や電話で売上を増やそうと、売り込むほど営業不振に陥る会社も一方では増えています。
今では、みんなが使っている、やっているからイイというやり方、考え方はお客にはまったくと言っていいほど通用しないのです。
お客さんに提供するのは商品ではなく、安心と信頼
ドリームワンもかつて自社製品のドリームXが販売不振に陥りました。この本を隅々まで訪問営業や出張デモをやめました。
ドリームワンが販売不振から抜け出すきっかけとなった1冊の本。それがこの「商品を売るな」でした。
良いモノは売れると信じていた私が震えながら何度も何度も読み返しました。お客が欲しいのは「良いモノ」ではなく「悩みを解決してくれる製品」でした。
その頃、多くの不動産会社もホームページで物件紹介をしても集客できずにいました。不動産会社はその集客できない原因に気付いていませんでした。
ドリームワンは不動産会社様に、お客さんは「良い物件」「きれいな物件」を探しているのではなく「安心して信頼できる不動産会社を探している」ことを伝え続けブログで発信することを言い続けてきました。結果、導入会社の多くがブログで従来より会社の経営を安定させるようになりました。
「見つけてもらう」仕組みを作る
なぜ、広告は消費者に嫌われるのでしょうか? 今時の消費者は自分の意思で検索して悩みや欲求を解決します。
売り手のうまい営業トークよりも、実際に利用している消費者のレビューやクチコミを信じます。消費者が知りたいのは売り手の自慢話ではなく、実際に利用している人の感想やレビューです。
売主は商品の機能や使い方を説明するだけで、消費者や利用者の感想やレビューをブログ等に掲載すると見つけてもらえることを知っています。「広告」などの売り込みは有料です。広告やPRとわかった瞬間に、「その手には乗らない」とスルーします。
だからブログなどを利用して見つけてもらう仕組みすれば自力でしかも無料で集客できます。