⑤オウンドメディアを活用してホームページへ集客する-見つけてもらう
「オウンドメディアを活用してホームページへ集客する」の最終回。
グーグルが良質なコンテンツを評価するようになってから、ポータルサイトや大手不動産会社はこぞってブログやコンテンツサイトを立ち上げるようになりました。
誰に見つけてもらうか
自社のホームページは主に
「トップページ」
「物件詳細ページ」
「会社概要」
「アクセスマップ」
「スタッフ紹介」
「ブログ」などで構成されています。
これらのページをを見つけてもらうことは「会社名」「地域+会社名」、数年前は「駅名+不動産」「地名+賃貸」などで上位表示されることを目指したいました。このキーワードで上位表示することが難しいだけでなく、このキーワードでは実際に不動産会社は集客できないのが現状です。
グーグルの検索ロボットはホームページの更新性を評価していますが公式ホームページは物件情報を除いて毎日のように頻繁に更新することは物理的に不可能です。
また公式ホームページを頻繁に更新をすれば、グーグルの検索ロボットに対しても激しい変更は厄介でSEO 効果も低くなります。物件情報が有益なコンテンツかというと、そうでも無いようです。
最近では物件名では検索されにくくなり、グーグルは不動産会社の物件情報を役立つコンテンツとは評価していないようです。
公式ホームページはできる限りどっしりと構えて置き、取り巻くコンテンツを働き蜂のように活躍してもらうやり方がイイようです。
何を見つけてもらうか
町の不動産会社のほとんどが「どんな物件でもあります。どなたでもお気軽にご相談ご来店ください」です。店頭に表示してある物件チラシも「どんなお部屋でもあります」「物件数地域一番店」です。
さて、問題です。
賃貸マンションを探すお客様はA、B社のどちらへ行きたいでしょうか?
A社『賃貸、売買、建築まで不動産のことならならお任せください』と
B社『賃貸マンション専門店』があります。
B社ですよね。
小さな不動産会社の生き残りは専門店です。近所の不動産会社の店頭やホームページを研究して、誰もやっていないモノがあればやってみる価値はあると思います。
モノから探すのではなく、ターゲットとするお客さんを見つけるのが良いですね。こんな物件を探すお客さんはいないという物件の方が上手くいく可能性は高くなるということになります。
読まれるコンテンツって、どんなモノ
具体的に読まれる不動産会社のコンテンツとしては
・家の買い方購入方法
・住宅ローン
・地域の学校情報
・地域の幼稚園保育園情報
・地域の医療機関(病院、クリニックの治療時間、アクセス)
・地域の公園紹介(乳母車・自転車置き場、オムツ交換施設)
・住まいのお役立ち(ゴミ出しのルール)
・地域のショッピング情報(スーパー、コンビニ、フリーマーケット)
・地域の美味しいレストラン、食事処
・建物の管理報告(他社と差別化している管理会社の特性)
などのコンテンツ(良質な情報や記事)が豊富になれば見つけてもらいやすくなります。あなたの会社だけのオリジナルな形のコンテンツをブログのようなモノでたくさん作ることで見つけてもらうことが容易になります。
どうやって見つけてもらうか
上述した内容を「ブログコンテンツ」が多くあれば、そのホームページをグーグルが高く評価するようになります。不動産会社のホームページの中にコンテンツ(記事やブログ)がたくさんあれば、いろいろな検索キーワードでホームページを見つけてもらうことができます。
実は、このことを知らない不動産会社が多いから、やってみる価値があります。つまりホームページは物件情報だけで良いと考えている会社が多いのです。
そして一度作った記事やコンテンツは長い時間、効果が持続します。フェイスブックやツイッター、インスタグラムは物件情報やブログなどを拡散するためには効果があると言われますが(近頃はあまり効果がなくなったと言われています)、グーグルに検索されることはほとんどありません。
さらに、それらのアカウントを持っていなければ閲覧さえできません。
グーグルの主張「良質なコンテンツを掲載すれば小細工しなくても評価します」
グーグルは「ユーザーに役立つコンテンツは上位表示する」が一貫したポリシーです。つまり、グーグルは『小さな不動産会社でも良質なコンテンツをたくさん掲載すれば小細工しなくても評価しますよ』と言っているのです。
これからの不動産会社のホームページは物件の内容や充実も大切ですが、有益で良質な記事やブログでコンテンツを充実させることがとても重要です。ホームページを見つけてもらえないなら「広告を使えばいい」となりますが、何度も言っているように広告と分かった瞬間にスルー(無視)される可能性が高くなります。
「建物の管理報告」や「幼稚園保育園情報」などは引越しする人にとっては興味がある内容なので、グーグルに上位表示されやすいコンテンツです。
ぜひ、やってみてください。

