第一章 ブログを書こう

第一節 今、なぜブログが注目されているのか?

「来店客や売上げが年々減り続けて不安」
「広告費などの経費が毎年少しずつ増えていて将来が不安」
「物件中心のホームページに不安」
その不安を解消する方法があります。

あなたのお店や会社を訪問する価値と理由、近隣他社の違い、あなたやスタッフの魅力を伝えていますか?

ホームページを閲覧した100人全員にお問い合わせや来店してもらおうと思っていませんか?

100人 がクリックして
10人 が読んで
1人 か2人 がお問い合わせや来店してくれたらイイのです。

ではその数字を5倍にしてみましょう。

500人 がクリックして
50人 が読んで
5人 から10人 が来店して
1人 から3人 が成約。

こんなお店、会社を目指しませんか?
あなたはできる限りたくさんクリックされるホームページにすれば良いのです。

お店や会社を訪問する価値と理由。
近隣の不動産会社との違い、差別化。
社長の考え方、スタッフの魅力。
それをホームページ内に掲載しましょう。
その役割をブログが果たします。
最近。ブログは「コンテンツ」と呼ばれるようになりました。

「コンテンツマーケティング」 とか「コンテンツSEO」という言葉を耳にしたことがありますか?
これらはブログを活用したマーケティングやSEO対策のことです。

背景には、Googleが検索の仕組みを変えてきた影響が大きいのです。実際はどのように変えてきたのでしょうか?

1、2005年頃、わが国でブログが流行しはじめました。インターネット上に記録を残す日記のように活用をする人や企業情報を提供する会社が利用してました。

2、2010年後頃からTwitterやFacebook、最近はLINEやInstagramなどのSNS(主にスマホ利用者向け配信アプリ)の台頭で、ブログ離れが徐々に始まりました。しかし、これらのSNSは配信順に表示され、流れていくタイムラインと呼ばれる形式なので、Googleのキーワードで検索されないという弱点があります。一方でブログは「タイトル」や「見出し」などに検索ロボットが評価しやすいようにタグ(発信機のようなもの)と呼ばれる機能が実装されているので、他のSNSに比べてSEO効果が高いのが特長です。

3、2011年にGoogleは、それまでの外部リンクや相互リンクの評価方式から内部コンテンツを評価する仕組みに変える発表をしました。また関連性のない相互リンクはペナルティーの対象になりました。これによって、関連性のない外部のリンクされたホームページはSEO効果を失い、むしろペナルティーを受けることになりました。

4、内部コンテンツを評価するというのは、有益なコンテンツがたくさんあるホームページを評価するということです。そのコンテンツというのを分かりやすく言うと「ブログ」です。

5、このGoogleの発表を境に、現在に至るまでアメリカではコンテンツマーケティングという手法が急速に拡大しています。

6、やがてネット上に掲載するバナー広告やリスティング広告も競争が激化して高額な費用が発生するようになりました。

7、アメリカをはじめ、日本でも多くの企業は広告費を削減してブログなどのコンテンツを介して自社ホームページへ誘導する方法を取り入れています。自社ホームページ内にSEOに強いコンテンツを増やす方法へと方向転換しています。この方法を 「コンテンツSEO」 と呼び、現在のウェブマーケティングを牽引しています。

第二節 不動産会社がブログ活用しはじめた理由