近所のあの不動産屋はあんなにお客さんが多いのか?
何年もまじめにホームページに物件を掲載しているのに、いつまでたっても問合せや来店がない。一方でポータルサイトなどの広告もせず、自社ホームページは管理物件とブログだけなのにこの3年間ににぎやかな不動産屋が近所にある。
「ウチは5、6年前は近所のあの不動産屋より、こっちのほうが売上や従業員の数も多かった。それが今では逆になってしまった。悔しいしなんとも不愉快だ」と社長様は悔しさをにじませていました。
近所のあの不動産屋はなぜ千客万来なのか?
この2、3年でどうして風向きが変わったのか?
その理由を解明したい!
物件数地域1番店なのに反響がない
・ホームページの物件掲載数は2000件以上で地域1番店である。
・高額の1眼レフデジカメを購入して物件を撮って載せている。
・写真はキレイに写真を加工して1物件50枚も載せている。
・360°動画のカメラを買ってホームページにも載せている。
・トップページのSEO対策もお金をかけてやった。(タイトル、キーワード)
この数年間は不動産ホームページ制作会社の言うとおりにした。それでも一向に反響はなかった。
不動産協会の仲間同士で「A不動産はいつも客がいる。儲かっているらしい」と話題になる。それも悔しい。
この10年間で、市の人口は7万から6万に減った。過疎化、少子高齢化は地方都市の宿命と思って諦めていたけど、近所のA不動産が千客万来になるのが不思議だ。
A不動産は年々従業員を増やしている。コロナで客が経ている今でも、週末は社員やパート総出でにぎやかだ。なぜだろう?
先月、ウチで管理しているフラワーマンションのオーナーがやってきて。管理委託を解除して、A不動産に管理を委託すると言ってきた。またかという気持ちで頭が真っ白になった。
千客万来の社長がやっていた集客の習慣とは
その後、A不動産の社長と管理委託の引き継ぎの打ち合わせをしました。私は意を決して「失礼ですがA不動産さんがこんなに繁盛して、管理を増やして成長したのは何かコツでもあるんですか?」とA社長に質問しました。
A社長は「ホームページですかね。私はこの10年間、毎日ブログを書いていますよ」と話してくれました。
「ブログですか? それが理由ですか?」と聞き返すと。
「ウチ(A不動産)もホームページで物件を紹介しても集客できなかった。だからブログを書いて大家さん、地主さんと関係を作ることにした。私は10年間ブログを続けてきた。近所の大家さんや地主から声がかかるようになったのは4、5年前から。時間がかかりました」と言いました。
あなたの会社はネット上で有名ですか?
ブログってそんなにスゴイのか・・・? それまで、ホームページは制作会社の言う通り
・写真を入れて
・たくさんの物件を入れていれば良いと思っていました。
何も考えずに、
・ポータルサイトと連動して載せて
・高額の広告費を払い続けていました。
しかし、A社長は「物件だけ載せたって反響なんか来ませんよ。ウチはポータルサイトは使っていません。広告費はゼロです」と言い切った。
A社長は、広告費を払う代わりに、自分でブログを書き続けました。10年間毎日ブログを書き続けて大家さんや地主をファンにしたのです。
ホームページに掲載しているのは自社管理物件だけ、仲介物件は一切載せていないといいう。「何で他社の物件を自社のホームページに載せて、他社の宣伝しなきゃいけないの? 今は近所の仲介業者がウチの管理物件をポータルサイトで紹介してくれるから」とA社長は言います。言われてみるとそうです。
一方で、ウチは
・管理物件も仲介物件を考えもせずに
・ホームページとポータルサイトに掲載して
・高い広告費を払い続けてきた。
それでも、だから集客ができなかった。何で物件では集客ができない原因が分からなかった。もっっと早くブログで集客できると知っていたら・・・。この数年間はなんだったろうか?
Googleで
「地名 スーパー」
「地名 病院」
「地名 学校」
「地名 賃貸集客」
「地名 不動産相談」と検索すると、
A不動産会社のブログが1ページ目に上位表示されていた。検索してみて分かったけどブログの力は本当にスゴイ。今からでも間に合うのかと悩む・・・。
答え → 十分に間に合います。まだ他の不動産会社は誰も気づいていないからです。