ドリームワンの挑戦。残業ゼロ、土日祝日出社禁止
2013年12月27日(金)その年の最後の朝礼で。
「2014年1月の出社より原則残業ゼロ、土日祝日を出社禁止にします」と宣言しました。
“原則”一言付け加えたのは不急の事態が起きた場合を除くと言う意味を込めたからです。
「残業が多いブラック企業」と言われたことで
なぜ、ドリームワンは残業ゼロ、休日出社禁止にしたのか? それは2013年12月初めドリームワン主催の勉強会で某社長から「ドリームワンはブラック企業だ」と言われたことがきっかけでした。
そう言われたのが悔しくて悔しくて、その夜は眠れませんでした。そして布団の中で決めました。
まずは「◯日から残業ゼロ」を宣言した
よし翌年の1月から「残業ゼロ、休日出社禁止、100%有給休暇消化を宣言しよう」と。そのころ有給休暇は100%消化できていましたが。
私は3週間で、残業ゼロ、土日祝祭日出社禁止の課題をノートに書き留めました。
それをまとめたのが下記です。
【社内業務】
・事務作業の自動化ツール(IRIS)の内製を急ぐ(徹底的に自動化)
・一切の受託開発は廃止
・開発の期限は撤廃
・開発報告ツールにSlackやIRIS(内製システム)を利用
・サーバー監視は協力会社に委託
【導入会社サポート】
・導入会社様に優しいサポート(サポートの質を落とさず向上する)
・電話サポートは10〜12時、13〜16時(15時〜15:15休憩)
・サポート内容は担当者の裁量に任せる(社長が責任を追う)
・携帯への折り返し電話は、弊社の携帯(月定額)からかける(経費節減)
【営業】
・訪問営業はしない(経費節減)
・出張デモに行かない(経費節減)
・リモートサポートを徹底的に利用する
・個別相談、ドリームX無料体験に集中する
【社長の仕事はマーケティング】
・社長の仕事はマーケティングと位置付ける
・不動産会社勤務、不動産会社経営を生かす
・ブログとメルマガでマーケティングに集中する
・ブログとメルマガでメルマガ、個別相談、無料体験へ誘導する
【社内ルール】
・9時出社、17時退社を徹底する
・土日祝日は出社禁止(緊急時を除く)
・当日に終了しない作業・サポートは翌日に行う
・盆暮れ、会社主催の17時以降のイベントは中止(経費節減)
・有給休暇は1ヶ月前に申請、その場合有給申請を拒絶しない
【採用】
・不景気になる東京オリンピック後まで新卒、中途採用はしない
・それまで現有スタッフの乗り切る
・フルで働けない時間に制限がある優秀なパートさんを採用する
【社長の仕事】
・目先の売上や利益より、1年先、数年先成長できる会社にする
・感情を捨て、社内の報連相を最大限に評価する
・開発はできる限りスタッフに任せる
・任せた以上、途中で口出ししない
・社長が会社にいる時間を短くする
・時間外は緊急時以外は社員に連絡しない
・毎朝、バナナと乳酸菌飲料を提供して食べて作業開始する
・怒らない、怒りは罪、笑顔で注意する
残業ゼロにするために、期限付き受託や請負を止めた
残業ゼロは社員との関係だけでなく、会社経営も変えました。一応IT企業なのでシステムやウェブサイトの制作などもありますが、期限がある受託や請負は一切やめました。
この決断は大きな決断というより、ドリームXに集中する覚悟ができました。小さな会社だからできないと言われたこともありましたが、意外に楽しい挑戦でした。
営業訪問、出張デモ、飲み会や社内イベントも停止。定時帰宅を推奨
ドリームワンは営業訪問、出張デモに行きません。訪問やデモに行くとどうしても定時(17時)には帰社できません。
これでは従業員同士不平等になります。やがて不満が出ます。
そうならないためにも効果がない営業やデモ訪問は行いません。17時までに日報を送信してもらう約束をしてもらいます。
そして社内で主催する飲み会や盆暮れのイベントも中止しました。飲みたい人同士でが自己負担でやっているようです。会社は関知しません。
そんな時間があれば早く帰宅してもらう方がいいです。
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