Yahooニュース「賃料3.5倍増! 宇都宮「もみじ通り」の奇跡」
このブログはドリームXジグソーで書きました。
Yahooニュースで紹介されていた記事「賃料3.5倍増! 宇都宮「もみじ通り」の奇跡」に感銘を受けました。
元の記事は「1人の不動産屋が衰退地域をよみがえらせた。賃料3.5倍増!宇都宮もみじ通りの奇跡」です。
シャッター通りになっていた地方の商店街を不動産会社と地域の人たちと協力して活性化したストーリーです。
シャッター通りに、7年間で17軒が出店。賃料坪2000円が7000円に
ヤフーニュースで配信された記事を読んだ時は衝撃的でした。
読み進むうちに感銘を受けました。
人はやりたいと思うことを、失敗を恐れずやることが大切だと教えられたような気がします。
この記事を目にしたのは日曜日(1/29)の朝だったので、その日は爽やかな1日になりました。
「近くに美味しいものが食べられる店が欲しい」
「仲間が欲しい」と考えた主人公である不動産会社の社長。
その社長は
後背地に高級住宅街があるということは購買力のある人たちが住んでいる。
商店会が解散しているの地域なら部外者に寛容かもしれないと考えたのです。
出店希望者には
『人通りは少なく、今は自分のオフィスしかありません。でも、近くに店を出しませんか? 自分にできることはします』不動産会社の社長は出店希望を口説いた。
しかし、いざ物件を紹介する段になって物件所有者に相談すると、空いている物件はあっても、所有者が貸すつもりがない物件ばかりだった。
目を付けた物件所有者に声をかけても、立て続けに2軒断られ、3軒目も連絡先不明が続いた。
郵便受けに手紙を入れるなど、古典的なやり方を続けること2カ月後、所有者から了承を得て、2011年に待望のカフェがオープンした。
私が、感銘を受けたのは
- はじめに物件を出店希望者に紹介して、交渉するのではない。
- 出店希望者に町の魅力、協力体制を説明して、物件を紹介するという手法です。
- その後、空き物件の所有者に直接交渉する。
- 不動産会社、担当者の情熱・魅力。町の魅力で出店希望者と共感を得る手法です。
これからの不動産業は不動産会社と担当者の安心と信頼を前面に出すことです。
街は誰か1人がやりたいことをやるだけで、変えることができる
同社がやっていることをまとめると
- 市場に出回っていない物件を紹介する。
- 物件所有者が不安に思っていることを受け入れ直接口説く。
- 出店希望者の開店後の不安を解消するために行動的である。
- 大手が相手にしない10坪、15坪のみ。
- 通常所有者との直接交渉をやってくれる不動産会社が少ない。
結果的に他社が参入する可能性はきわめて低い。
つまり他社がやらない、やりたがらない不戦勝経営をやっているのです。
これが同社の成功の理由と感じました。
こうして、同社はこの場所に7年間に17店舗を出店させた。
東洋経済オンラインを紹介したヤフー記事を、文章で書き直して見ると。
同社は近隣他社ができない、やらない、やりたがらないことをやっています。
これから生き残る不動産会社というのは、従来の物件の取り次ぎ・繋ぎから、提案型に変えることを考えていかなければならないかも知れませんね。