一人社長が1年で地元の人気店になった実話小説
一人社長の不動産店が1年で地元の人気店になる方法です。1年間ブログを書き続けた社長からの報告です。
ブログを書きはじめて1年、付き合いのなかった大家さんや売主さんから電話をもらったり受託するようになりました。今では月に数人の大家さんや売主さんから賃貸の募集や売却を依頼されるようになりました。
「オーナーさんは不動産会社のブログをよく読んでいる」と社長は言います。
「ブログは書けない」1ヶ月で一度はあきらめた過去
不動産店舗を構えていればお客さんの方から勝手にやってくると信じて独立開業したA社長。開業して1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月経ってもお客さんはやって来ない。
こんな筈ではなかったと独立したことを悔やむ日々が続いた。そんな時にふと目にしたブログ集客の記事を読んだ。
今はインターネット、ホームページで集客する時代に店舗を構えていたからといって、誰も近所の不動産店なんて知らない。まずはネットで近所の人に知ってもらうためにブログを始めることにした。
早速、週に5、6記事をブログを書きはじめて1ヶ月が経った。A社長は「ブログは書けない。ヤッパ無理」と1ヶ月でブログを止めた。
3ヶ月前に発信したブログに大家さんから募集依頼のメールが
ブログをやめて3ヶ月が経ったある日、「ブログを読みました。所有する賃貸マンションの空室で悩んでいるので相談したい。条件が合えばあなたに募集をお願いしたい」と空室で悩む大家さんからメールが届いた。
「今までホームページで1件も反響がなかったのに、なぜ?」と思った。3ヶ月も前に書いて発信したブログなのに・・・その時、
『ブログは資産、効果は後からやって来る。効果は長続きする』ということを聞いたことがあった。それが現実になりました。
問合せがあった大家さんから「ブログを読んで、真摯なあなたに募集をお願いしたい。決まったら管理も考えている」と言われた。
A社長が書いたブログは、以前に近所の大家さんから相談された空室の悩みだった。その大家さんは家族や親戚にも相談できずに悩んでいた時にA社長のブログを見つけた。
ブログの内容と同じ悩みを抱える大家さんが多いことに気づいた。
大手は冷たい、地元の小さな不動産屋に頼みたい大家さんは多い
「なぜ私に?」とA社長は大家さんに問い返した。理由は「老舗の管理会社に管理と募集を頼んでいたが真剣に相談にのってもらえなかった。
一人社長の不動産会社なら真剣にやってくれると思った。A社長のブログには、熱意と真剣さ、経験が書かれていた」ということだった。A社長は近所の仲介店を訪問して必死に入居者を見つけた。そして仲介手数料と家賃の5%の入金管理を受託した。
その経験からA社長はブログを再開した。大家さんの悩みや地域の紹介などをブログで紹介し続けた。
7、8ヶ月位経った頃から毎月のように地元に賃貸物件を所有する大家さんや売主さんの来社やメールで相談や募集を受託するようになった。
今は、いきなり管理や専任の受託とはいかないが、安定して『一般』で受託するようになっている。
A社長は「一人社長の会社なので、背伸びせずにブログをコツコツ書いて、オーナーの悩みと自社の強みを発信して管理物件100室を目指す」という。