面倒な人を入居させない
「お客さんの横暴、暴言に耐えられない」という不動産会社が増えています。お客さんの非常識な言動や恫喝に怯え、従業員が辞めていくケースもあると聞きます。
お客だから何をやっても許されると勘違いをしている人たちがいるのも実態です。果たして、お客さんは神様なのか?
ペット不可なのに、ペットを認めろと不動産屋を脅す客
「猫1匹くらい飼ったって、どうってことないのに、他の入居者にバレなきゃ迷惑にならないでしょ! 飼ってはダメならホームページにペット不可と記載しないのがおかしい」と不動産会社に食ってかかる客がいます。
すでに入居している入居者は、アレルギーがあってペット物件は居住したくないから、動物がキライなどという理由で入居している人もいるはずです。
「入居した後にペットを飼っても、入居してしまえばこっちのもの」と安易に考えている人も多い。しかしこれは明らかに契約違反であり、家賃滞納などとは次元が違う、即退去事項になる問題です。だから契約時や重要事項説明の時に即契約解除になることを強調して説明しておく必要があります。
近頃は自分本位の客が多く、常識が通じない世の中になってきました。そういう人に限って、「聞いてない。見ていない。出るとこ出ろ」と恫喝、脅迫してきます。
特に近頃は、電子契約やネット重説の場合にこのようなケースが多くなっているということを聞きます。このようなことを危惧して、電子契約やネット重説、書面だけにようる自動更新は行わず、必ず対面で行う管理会社があります。
その結果、上記のようなトラブルが起きていないといいます。時代の変化や簡素化にいち早く乗っかってしまうのも考えモノです。
そんな人に対しては、毅然とした態度でのぞみましょう。
やたら家賃交渉やフリーレントを要求する客に要注意
家賃や入居費用に神経質に要求する入居希望者や仲介業者がいます。そんなに人に限って、入居後に家賃を滞納する人が多いです。数千円の家賃を値切っておいて、数十万円を滞納するケースです。
こういう客の滞納対策のために、入居審査の際に保証会社と連携して、事前に情報を得ておくことが必要である。場合によっては、「募集条件と違うので、契約はできない」と早めに言って、後々に厄介なトラブルは回避しましょう。
やたら家賃交渉やフリーレントを要求する客や仲介業者は要注意です。
契約前に面倒な入居者ほど、入居後にトラブルになるケースが多い
近頃は、他の入居者の迷惑を考えずに室内で大声やドンチャン騒ぎする入居者がいる。コロナの影響で、室内で過ごす時間が増えたことも影響しているようです。
そのせいもあり、声、子どもが室内で走り回る騒音や振動などに過敏になっている。リモートワーク、テレワークの普及で入居者の生活も多様化しているせいで、深夜でも平気で大声で電話や室内を歩き回る入居者が多くなっています。
「深夜でも、◯◯号室から電話の声がうるさくて眠れない」「夜中にシャワーを浴びている。禁止させて欲しい」など管理会社へはクレームの連絡が絶えない。
入居者間で大きなトラブルが発生しないうちに、共用廊下やエントランスに連絡事項を表示するなど、早めの対処が必要だ。これからは常識的な社会生活とは何かを考えて、入居者の選別して契約する必要がある。
お客は神様だという、企業理念は捨てた方が良い。
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