決まらない物件を人気物件に育てる方法
零細不動産店が生き残るには他社と違うことをやる。差別化することです。そうすれば近所の同業他社と戦わない経営をすることができます。
小さな不動産会社は、そもそも資金力と人員が少ないのでいろんなことをやる余力はありません。自社の人員や資金の範囲内でできることを徹底的にやることです。
つまり、得意なことに専念することが大事です。他社と戦わないことで生き残りには大切なことです。
特徴的なタイトルにするだけで反響が入ることもある
お得意様のA社の事例です。
「駅から遠くて古い物件をホームページに載せて、さらにブログで紹介しました。いきなり反響が入り、内見から成約までスムーズに決まりました」
ブログがキーワードで検索されて、ブログ経由でホームページへ誘導する方法です。ブログのメリットはキーワード検索されやすいということです。うまく活用すればポータルサイトなどに頼らなくても、自力で集客できることです。
ブログの紹介では
・タイトル(単に物件名ではなく、目が止まる特長的な言葉・例:〇〇公園に3分で行ける子育てにやさしいマンション)
・見出しもキーワード検索されるように意識しました
・キッチンやエアコン、シャワートイレはメーカー名、製品番号が分かるように載せました
・貯水槽点検や消防点検時の写真や完了証などを画像で紹介した。
その結果、
・ブログが設備名、器具名、メーカー名などで上位表示され、検索されるようになりました
・「地域+物件名+キッチン」などでキーワードで上位表示されました
・紹介した器具メーカーのレビューなどを参考になり問い合わせになりました
こだわりのある顧客に突き刺さり、ページビューが増え、成約が増えました。
ポータルサイトなどの広告費を使わなくても自社ホームページとブログでポータルさいと以上に反響が取れます。
理由は、
・駅から遠くて古い物件は、決まりが悪いと他社が敬遠した
・管理会社でさえ、間取りと写真が3枚くらいしか載せていなかった
・他社より物件の掲載に愛情を注いで掲載したからです。(A社長のコメント)
他社と同じような紹介で物件を不人気にしている
Q:みんなと同じ紹介方法で、なぜうまくいかないのか?
A:みんなと同じ紹介方法だからうまくいかないのです。
多くの同業者が取り扱う物件をあなただけに振り向かせるには、他社と違う紹介方法で注目してもらう必要があります。
同じ物件ならポータルサイトも不動産ホームページも
・家賃や賃貸条件は同じです
・物件紹介も「物件名、家賃、写真、設備紹介」などほとんど同じです
・ほとんどがみんな同じなのです
そこで設備や器具を
・メーカー名や機種番号が分かるような写真で紹介します
・物件紹介ブログに器具のメーカーの紹介ページのリンクを貼りまります
・利用者のレビューやブログのリンクを貼って紹介します
これだけで他社の紹介と差別化できます
それだけで、他社の物件紹介よりあなたの紹介に顧客はビビッと感じます。「この店のこの人で決めたい。契約したい」とあなたの情熱が勝ります。
その紹介を見た大家さんは感動します。空室で悩む別の大家さんはあなたに募集依頼にやってきます。
大家さんが感動する物件紹介に、入居者も心が動きます。反響率、来店率、成約率が他社と断然に違ってきます。
このような紹介方法をすればセールス(売り込みや広告)は不要になります。売り込まなくても(広告しなくても)勝手に顧客がやってきます。
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