一人の若い女性が変えた業界の古い体質
不動産会社のホームページの物件紹介はどこも同じ。違いが分かりません。だからその会社の強み、魅力が伝わりません。
今日から物件紹介をストップして、ブログで会社の強み、スタッフの魅力を発信したら一気に相談や問合せが増えますよ。
沖で活き〆め、港で箱詰め。漁師が直販で成功した仕組みとは?
年々漁獲量が少なくなり生計が苦しくなった地方の漁師船団。魚の価格は漁協(市場)まかせ。そんな時、一人の若い女性が漁師から何とかして欲しいと言われ立ち上がりました。
彼女がやったことは
1 仲買、漁協を介さず、直接高級料亭に売る方法でした。
・中抜き(市場を介さず)で利益を確保し、しかも到着が市場経由より最大24時間早い
2 釣った魚は船上で一匹ずつ丁寧に血抜きをして保冷箱に綺麗に並べる
・付加価値の創造
3 販売先はネットで探した高級料亭。飛び込み営業で開拓
・顧客視点の確保と凄い営業力
■分かり易く言うと
・魚を沖で「活き〆め」
・港で「綺麗に箱詰め」
・直送直販(漁協を通さず)
・釣った魚をスマホでお得意先に船上からメールで送ります。
そして、全国の高級料亭から引き合いがありました。魚は鮮度が命、高級料亭になればなるほど新鮮な魚の情報が欲しいのです。
それには、獲ったその場からネットで発信される情報は料亭が生き残るためにも最適だった訳です。目の前の現状にとらわれず、広い視野で模索すれば方法はいくらでもあります。人間到る処青山あり(じんかんいたるところせいざんあり)です。
結果、1年365日のうち、漁に出るのは60日くらいになりました。手間ヒマ掛けて売ることで漁師の収入は2倍近くになったそうです。
・良質な魚を直接販売することで
・商品価値を上げ
・企業価値(船団の価値)を上げました。
手抜きをしない、労を惜しまない。が生き残るヒントです。人手不足に悩む小さな会社は仕組み作りが大切です。
フェイスブック・ツイッター・インスタは看板、ブログは営業マン、ホームページは店
私たちは1軒1軒訪問して「家を買いませんか?」「お部屋を借りませんか」という営業はできません。
むしろ、今はそういう営業の時代ではありません。営業スタッフや広告には給料や広告費がかかります。
看板や営業マンはネットで雇うことができます。看板、営業マンはブログです。
ホームページはお店です。最終的にお店へ集客するためにSNSやブログを活用します。
ブログは優秀な営業マンです。記事を増やすほどグーグルが評価し、記事はその後も財産になります。
何よりネットで地域の誰もが知る有名店になることができます。会社を変えるには、社長自身が変わるしかありません。
自分を変える。ポータルサイトに頼らず自力で集客
1日に10軒しか訪問できなかった営業マン。ブログを活用すれば、お客の方から毎日100人、500人を訪問してくれます。
時代は大きく変化しています。営業マンが訪問してモノを売る時代はもはや終わっています。
ポータルサイトに高額の広告費を払っても集客できません。これからは、時間をかけて広告費を削減して自力で集客しましょう。
漁師さんだって変わる時代です。不動産屋さんに変われないことはないはずです。
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