新規開業の不動産会社がホームページでやってはいけない3つの注意点
「ホームページを変えたいけど縛りがあってやめられない」というご相談が相次いています。これから新たに開業する不動産会社がホームページをスタートする時にはご注意ください。
開業してみて、ホームページの活用法を変えてやってみたい。そこでホームページを変えたくなった。でもそれまで使っていたホームページを解約しよう決めた。そうしたら解約するのにペナルティーがあると言われた。縛りがあるなんて知らなかったという会社が多いです。
事例1)ホームページに毎月10万円も払っている。1年経って、他の運営方法にしようとホームページ制作会社に解約を申し出た。すると2年間の契約期間縛りがあって解約できないと言われた。それでも解約するなら多額のペナルティー払えと言われた。
事例2)1年前にリースでホームページを契約した。リース契約なのでホームページを使っても止めても残りの4年間の残金は払い続けないといけないと言われた。リースの仕組みを最初から詳しく説明されていたらリース契約なんてしなかった。
注意1、リース契約や期間縛りがあるホームページは要注意
新規開業で、ホームページに初期費用を数十万円から100万円もかける会社があります。解約できないとよく相談がございます。
ホームページは相性があります。ホームページを運用していくうちに『やりたかったのはこれじゃない』と違和感を覚えることがあります。
いざ解約しようとすると、
・期間縛りがあって解約できない”
・リース契約のために使わなくても5年間払い続けなければいけない
となったら最悪です。
期間縛りやリース契約は解約しても残債があることを多くの方は「しらなかった」と言います。これは知らないでは済まされない”重要事項”です。
ホームページに違和感を持ったまま何年も商売の続けるということは辛抱とか我慢という問題ではありません。場合によっては解約できない何年間が会社の命取りになるかもしれません。
またポータルサイトも月に100万円も注ぎ込めるならイイですが、1〜3万円程度なら利用しないほうがむしろ賢明です。
新規開業の場合は
・高額な初期費用、
・リース契約によるホームページ、
・ポータルサイト
は避けるべきです。
余裕がある開業ならイイですが、無理な出費は”絶対に”やめましょう。
注意2、新規開業でネットに月10万円以上かけてはいけない
開業当初は誰も新規開業店のことは知りません。ネットで売上を上げるためにポータルサイトやリスティング広告を利用してもほとんど効果はありません。
資金力のない新規開業の不動産会社が、ホームページやポータルサイトなどのインターネットに月に10万円以上かけてはいけません。
それにはネット上で知名度を上げるために検索に強いブログを活用して情報を発信します。それを続けていくと、やがて知名度が上がり、地域の有名店になります。
こうした努力の積み重ねをする以外に新規開業店が生き残る方法はありません。
高額な利用料のホームページだから問合せがあり、集客して売上があるというモノではありません。ホームページで重要なのは中身、つまりコンテンツです。
注意3、物件を紹介しないで集客する『人のフンドシ集客』のススメ
新規開業の不動産会社が、ホームページで最初にやってしまう大きな間違いがあります。
それは、いきなり物件を入力して物件紹介をやってしまうことです。近隣の不動産会社のホームページも物件紹介が中心だから真似をしてしまいます。真似しても『近所の不動産の跡追い』になるだけです。
そもそも、その近所の不動産会社でさえ、ホームページで思うような集客ができていないと思って正解です。人と同じことをやっても何でも上手く時代ではありません。
今は高いお金を払って近隣他社と競争をして会社を疲弊させてはいけません。
リクルートの調査によると、2017年の不動産会社訪問数が単身タイプ1.6社、家族タイプ1.7社です。平均2社以下です。近所の不動産会社1社を訪問したら、運が良ければあなたのお店へ来店するかどうかという確率です。
あなたが物件を紹介しなくてもポータルサイトや他社のホームページで物件は腐る程紹介されています。あなたが狙うの他社のサイトで見たお客をあなたのホームページへ誘導することです。これを「人のフンドシ集客」と言います。
・人のフンドシ集客とは
これからは、他社サイトへ行ったお客をあなたのお店を誘導する仕組みを作ることです。そのためにあなたが最初にやることは、あなたの会社のこと、あなた自身を徹底的に知らせることです。
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