小さな不動産屋がブログでお客に寄り添ったら、お客が勝手にやって来た
新しいドリームXの開発を目指していた頃、不動産会社の現状を知るために行ったこと。それが「不動産会社訪問」でした。2012年の夏から2017年までの6年間で約3000社の不動産会社を訪問しました。その中の僅か4%の不動産会社がダントツでホームページで集客していました。その成功法を聞き出し、見つけました。それは・・・
ホームページで集客する4%はほぼ全社がブログを発信していた
私自身、コンテンツマーケティングの手法に出会うまでは不動産会社のホームページ集客は「物件紹介」と疑っていませんでした。むしろその頃は「ブログはオワコン(時代遅れのやり方)」と思っていました。
新しいドリームXの開発のために、不動産会社の成功事例を探すために全国の不動産会社を訪問しました。びっくりしたのは、話を聞かせてもらった不動産会社の96%がホームページで集客できていないという事実でした。あまりにショックでした。
一方で、4%の不動産会社が断トツでホームページ集客していました。その4%のほぼ全社が長い期間ブログを発信したことです。つまりホームページ集客していた4%の不動産会社はブログでホームページをお客に見つけてもらっていたのです。
2015年、私は考え抜いた結果、新しいドリームXは「自力で集客できるブログシステムの開発」に方向転換しました。「不動産会社訪問」をしなければ得られなかったことです。
他社物件の写真撮影や物確なんてやりたくない。皆んなそう思っている?
ホームページ集客で成功している不動産会社の大きな特徴として。
・管理物件や売主から受託している物件だけを掲載していました。
社長様にお聞きすると、
・他社物件の写真撮影なんてやりたくない
・他社物件だから、定期的に物確(物件確認)が面倒
・物確で連絡すると元付も面倒臭がっている
・そもそも仲介に問合せはない。お客は元付に行く
という理由でした。
ひたすらブログで地主、不動産オーナーに寄り添っていた
断トツでホームページ集客する4%の成功会社は「ブログで集客しているなんて絶対に他社に教えたくない」と口を揃えて言いました。中にはブログを書くために「セールスライティング」や「プロのライターに外注」している不動産会社にも出会いました。それもかなりの会社の数でした。
時代は大きく変わっていることを初めて知りました。もはや物件紹介こそがオワコンだったのです。
成功している4%の不動産会社は、「多くの不動産会社が物件紹介しか知らないで、ブログ集客に気付かないでいて欲しい」と願っていました。それほどブログ集客にこだわっていました。
ブログの効果は絶大で、「地主や不動産オーナーに寄り添い役立つ記事を書き続けると、向こうから勝手に続々とやって来る」と言っていたことは衝撃でした。
受託物件だけ取り扱う。物確などで厄介な仲介物件はやらない徹底ぶり
ブログに慣れてしまえば、物件紹介よりも気楽と言います。地主や不動産オーナーから受託した物件だけを取り扱うので、仲介物件を紹介するのではないので、物件確認などが不要だからです。仲介業者から物件確認をされる側になる訳ですから気が楽になります。
客付より元付のほうがはるかに良いからです。
ホームページで何でもやる不動産会社は成果を上げていなかった
補足で記載しますが、不動産会社訪問で気づいたことは。ホームページで何でもやる不動産会社はほぼ成果を上げることができていませんでした。
その多くは、「こんなにキレイで充実しているのに理由が分からない」という感想をもっていました。『何でもやる=何もできない』ことに気づいていませんでした。ザンネン!
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