物件に人が集まるのではなく、魅力が人を引き寄せる
インターネットの普及で商品やサービスの比較が容易になったことで人は疑い深くなりました。その結果いい商品だから必ず売れるというものではなくなりました。
『売れた商品が良い商品』と成果を後付けするようになりました。ではどうしたら売れる商品を作ることができるのでしょうか?
誰でも製品の内容や購入者のレビューやクチコミを見たり聞いたりすることができます。つまり疑い深くなった人たちを動かすにはレビューやクチコミを活用することが必要です。これも時代の変化です。
そんな中でも元気なお店があります。これは町の小さな不動産会社も見習う必要がありそうですね。
売れている店と売れない店の違い
一方で売れないから仕方ないと諦めている人も多いのも事実です。だから”頑張っても無駄”と努力する前からヤル気をなくしている人も多いです。
あなたのライバル同業者も売る気が薄れているかもしれません。そんな時はヤル気のあるあなたにはチャンスが到来しています。
モノが売れない時代に驚くほど売る店があります。元気な店は自社の強み、近隣他社との違いをハッキリと伝えています。
あなたもそんな元気なお店になることができます。売れる元気な店と売れない元気のない店はなにが違うのでしょうか?
近所のお店より少し努力するアナログのお店が繁盛している
元気な本屋さん、元気なパン屋さん、元気な物品販売店には商品ごとにPOPや張り紙が貼って商品を目一杯アピールしていました。商品の紹介だったり、レシピだったり、お役立ち情報が商品ごとにあります。
私は以前、「こんな商品紹介やPOPを読む人いるのかなあ」と疑っていました。でも、そういうPOPや張り紙がたくさんある店はお客様が多く賑やかです。
理由を考えてみました。POPや張り紙を読んで見ると、手間をかけて読む人を「その気」にさせる内容が書いてありました。
恐らく最初から「その気」にさせるタイトルや文章は書けなかったはずです。何度も書いて、書き直して努力したと思います。その努力に価値があることが分かりました。
たとえキレイな文字でなくても、書き手の人柄が伝わって来ます。『店長のイチ押し』、スタッフのオススメや感想、お客様の声など・・・そういったレビューです。
その商品を買い求める時に、それを楽しく読んでいる自分がいました。
「このPOPを書いた人は、レジにいるこの笑顔の人かもしれない」
「どんな思いで書いたのだろうか?」
と想像してしまいます。そしてやがてお店のファンになって商品を買います。
モスバーガーの入り口の黒板などは、その典型かもしれません。ビレッジバンガードの店員さんの感想が書いてあるPOPにつられてついつい、オススメの本を買ってしまいます。
ネットの時代だからこそ、見直されるアナログコンテンツです。『この店のこの人から買いたい』になります。
コツコツ努力している店を顧客は集まる
疑い深い人が増えて売れない時代に売れている繁盛店があります。そういうお店は、コツコツ人一倍努力しています。
POPや張り紙を商品ごとに作ることは並の努力ではできません。一回作ってしまえば、1ヶ月位は使えるかも知れませんが。一枚一枚、丹精込めて愛情込めなければ、絶対に「手抜き」と見抜かれます。
不動産会社のホームページも同じです。ホームページの「お知らせ」や「ブログやSNSの更新日」が数ヶ月前のままだったら瞬間離脱されます。
それに物件の陳列羅列では問い合わせも集客できない時代になりました。今は広告費をたくさん使ったからと言っても来店や売上には直結しません。
不動産会社も人気店のPOPや張り紙のように物件を登録したり、お店の強みや魅力、他社との違いをブログで発信したら今までと違う集客ができます。
むしろそっちの方が効果的です。
物件情報に人が集まるのではなく、あなたの会社の安心や信頼にお客様は集まってくる時代です。
関連した記事を読む
- 2024/10/15
- 2024/10/14
- 2024/10/13
- 2024/10/12