なぜ不動産会社は広告費をバンバン使うのか?
『広告』と分かるとスルーされる時代です。スーモやホームズ、アットホームなどのポータルサイトもクリックされなくなっているといいます。
それでも不動産会社は広告費をバンバン使います。なぜでしょうか?
今こそ、自力でホームページ集客を目指してみてはいかがでしょうか?
「広告」では検索の目的が達成されない
9割以上の不動産会社の社長はポータルサイトなどの広告費を減らしたいと思っています。
最近は、不動産を探す消費者は「ポータルサイト=広告」と思っています。消費者は「広告」は、検索の目的が達成できないと分かっています。
私もそうでした。
ホームページを育ててこなかったツケが回ってきた
「グーグルで検索して”広告”と分かるとクリックしない。じつはスーモやホームズ、アットホームも同じでポータルサイト経由の反響は激減している」とお得意様のA社長様が話してくれました。
スーモやホームズ、アットホームはあの手この手を使って、年々広告費を高額にするように仕向けてきます。おまけに人口減少や少子高齢化などで客の奪い合いが激化しています。
新たな方法を模索する不動産会社が増えています。特に大手不動産会社は数年前から行動して効果を出し始めています。
「スーモやホームズ、アットホームに年間1千万円以上。他にも折込チラシやポスティングチラシとポスティング要因の人件費に数百万円の広告費を払ってきました。
費用対効果が年々落ちてきています。広告費が削減できれば、福利厚生を充実させて社員を幸せにできるのに。数年で広告費を大幅に削減して社員に還元したい」というB社長。
今では広告費が負担になっています。会社の将来のことを考えると不安になる経営者が増えています。
ホームページを育てて来なかったツケが今回ってきました。
「従来の物件中心のホームページを見直しています。ブログなどのコンテンツをいろんなキーワードで検索してもらってホームページへ誘導する仕組みを取り入れています。2〜3年で広告費を撤廃したい」というC社様。
費用対効果を検証する会社が、新しい方法を取り入れはじめています。少子高齢化、人材確保などの不安もあり、時間をかけて経営を見直す会社です。
スーモやホームズ、アットホームは大家さん売主向けのパフォーマンス
以前、新聞折り込み広告が主流だったころ。
「折り込み広告の効果がなくなっているのは検証できているけど、広告しなくなった周囲の噂が怖い」という見栄で広告を続ける不動産会社がありました。広告費を減らしたいが、大家さんや売主から「もっと広告して」と言われるのが嫌。それが理由でした。
スーモやホームズ、アットホームも入居者や購入者向けというより大家さん、売主さん向けに「広告していますよ」というパフォーマンスになっていました。でも、今はエンドユーザー向けの情報媒体になりました。
不動産会社が広告費をバンバン使う理由
広告費が削減できれば赤字体質から脱却でき、安定経営ができる不動産会社は多いです。特に歩合営業マンがいる不動産会社は人材の確保のために、仕方なく広告しているトピう社長様もいます。
歩合営業マンの確保にはスーモやホームズ、アットホームなどの不動産ポータルサイトなどの宣伝広告費は欠かせません。業績が良くない不動産会社でも広告費をバンバン使う理由がここにあります。
C社長は広告費を減らした分を営業の給与に還元するといいます。
現在の景気の状況では新規の採用はむずかしい。だから、現有のスタッフを大切にして給与面以外の福利厚生を充実させる。例えば休暇を増やす、労働時間の短縮などで乗り切るためにと。
効果が少なくなった広告は早めに見切りを付け社員に還元する。守りではなく、攻めて生き残るために広告費を削減して自力で集客できる方法を模索しています。
社員の待遇改善が良くなれば、自然に会社が良くなるという考えに変える意味でも広告費を減らして会社を安定する方法です。
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