不動産ブログは最強の営業マンです
ブログを利用して、大家さんや不動産投資家を自社ホームページへ誘導する不動産会社が増えてきました。
多くの不動産会社はブログは日記という考え方が強かったのですが、最近はそのブログの活用方法が大きく変わってきました。そこには、グーグルの変化とSEO対策が大きく関わっています。
今はブログは不動産会社の最強の営業マンになっています。
小さな不動産会社のブログの活用方法についてご説明します。
不動産ブログは貯蓄メディアだから書くほど資産が増える
不動産会社に限らず企業がブログに力を入れ始めた大きな理由として検索エンジン対策です。今でも、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどを集客ツールとして利用したいと頑張っている不動産会社も多いです。でもそれらのSNSで不動産屋同士のコミュニケーションが取れても、お客と関係作りとなるとむずかしいのが現状です。そのためSNSでは効果がない(できない)と、やめていく不動産会社も多くなりました。
しかし、ブログはそれらのSNSと決定的に違います。
ブログは
・キーワード検索される
・蓄積型(ストック型)のメディアだからです。
一方
フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSは
・キーワード検索されにくい(ほとんどされない)
・流動型(フロー型)、タイムラインで流れていきます。
つまりブログは書けば書くほど資産になるのに、SNSは瞬間的な効果しか期待できないという違いがあります。
この違いが大きいのです。
お客が知りたいのは不動産情報より、信頼できる不動産会社かどうか
今では、ポータルサイトや不動産会社がホームページで発信する不動産情報はネット上に溢れています。不動産会社はホームページで集客ができないという現象が起きています。
原因は、不動産情報が多くなり過ぎて、中には購入や入居できない不動産情報で溢れています。
ポータルサイトや不動産会社のホームページはどれも同じような紹介方法なので、お客は物件の違いを見分けられなくなりました。それでお客の不動産ホームページ離れが起きて不動産会社はホームページで集客できなくなりました。
その結果、お客が知りたいのは「不動産情報より、安心で信頼できる不動産会社」へと方向転換しました。お客の気持ちを理解できていない不動産会社は不動産情報を発信すれば問合せ、来店すると勘違いしているミスマッチが起きています。
それを解決するには、キーワードで検索されるブログが最適と気づいた中堅、大手不動産会社はいろいろな「経験、知識、専門性に基づいて書いたブログ」たくさん発信しています。今ではそれが「信頼できる不動産会社」と位置付けられるようになりました。
検索ワードを盛り込んだブログを検索エンジン対策として、また将来の見込客の獲得を目的としてブログを発信することが効果的と考えています。
ただし、大手不動産会社などは営業担当者が個人でブログを発信することを禁じる会社も多いです。だから、町の小さな不動産会社の社長や営業マンが熱心にブログを発信すると、地元でダントツで集客する成功事例も多あります。
不動産ホームページを放置したのに、ブログが営業をしていた
ブログは入居者・購入者などのエンド客より、不動産オーナーや売主を見込客として獲得するのに最適なツールと言われています。不動産オーナーや売主が欲しい不動産のお役立ちブログを100記事、200記事と発信すると、多くのキーワードで検索されるようになり小さな不動産会社には広告以上の効果があります。
反面、効果が出るまで半年、半年から1年くらいかかるので多くの不動産会社が効果が現れる前に継続できず断念しています。結局続けた会社が恩恵を得ています。どこの世界においても同じですが。
しかし、こんな不思議なこともあります。
不動産情報を更新せずに放置されたホームページなのに、ホームページ内に置いた2、3年前に発信したブログが未だにホームページへたくさんの人を集めている不動産会社があります。
これは記事の内容が『お客に役立つブログ』になっていて、いつまでも検索され続けているからです。この不動産会社にとって、ブログは最強で優秀な営業マンとして雇っていることになります。それも24時間365日文句も言わずに働いているのです。
関連した記事を読む
- 2024/04/18
- 2024/04/17
- 2024/04/16
- 2024/04/15