仲介業者が自社ホームページに掲載する物件の選び方

管理物件を持たない仲介専門の不動産会社が効率よくお問合せや集客を増やす方法があります。ただ、やみくもに物件をポータルサイトやホームページで紹介しても効果はありません。

仲介業者が自社ホームページに掲載する物件とは？

今はインターネットで掲載されていない物件はまずありません。世の中の不動産物件はほぼ間違いなくポータルサイトや不動産会社のホームページで掲載されています。

仲介業者は元付や管理会社に承諾を得ずに勝手掲載したり写真をパクったりすると”痛い目”に遭います。そんな障害を避けてホームページを生かす方法があります。


それは、ポータルサイトや不動産会社があまり積極的に掲載しない物件を敢えて紹介することです。

例えば

１、駅から遠く離れた物件

２、築年数が古い（不明な）物件

３、レインズやポータルサイトに登場しない業者に連絡する


１の駅から遠く離れた物件は、ポータルサイトでも敬遠されがちです。以外に”コレは！”という物件が結構あります。

２の築年数が古い物件を”レトロな物件”としt探している人は意外に多いことをご存知ですか？

３の業者は、夫婦だけやひとり社長の場合が多く、ネットに疎く「レインズなんか使えない」というその業者の寄り添ってあげるだけで未公開物件をゲットする可能性があります。私もそうして物件を頂いていました。

まずは掲載しよう思っている物件が、レインズやスーモ、ホームズなどどの位掲載されているかどうかを調査します。掲載する不動産会社が３社以下ならラッキーです。


「えっ？、でもそれって不人気物件じゃない？」

そうです。選ぶのは不人気物件専門店です。


不人気物件を、どこの業者よりも愛情を持って詳細に紹介します。不人気物件は交通の便が悪いとか古いとか理由はあると思いますが、その不人気の理由や短所をしっかり説明します。もともと不人気物件ですから、なにもカッコつけることはありません。


同様にブログで紹介します。そのブログをFacebookやTwitterで拡散します。

それを辛抱強く半年間続けてみてください。ほどなく問合せの電話が鳴ります。必ず鳴ります。鳴ると信じて続けてください。

そうして続けていれば、もしかしたらTV局の取材を受けるかもしれませんよ。

管理物件を持たない小さな仲介会社が絶対やってはいけないことは

・掲載物件は他社と違う物件
・掲載方法はマネしない
・近隣同業者とは絶対に競わない、比べない、戦わない

小さな不動産会社が生き残る唯一の方法は”戦わずに勝つ不戦勝経営”です。目立たなくても、小さくても、生き残った会社が強い会社です。

スーモやホームズ、アットホームに利用しなくても、お金をかけなくても、参考になる物件の見つけ方はポータルサイトを真剣に眺めていれば見えてきます。

そして、不人気物件にスポットを当てて、愛情を注いでブランド化したあなたに手を差し伸べる大家さんや入居者が必ず現れます。

今はそういう時代です。