来店・対面接客不要時代の集客法
ネットビジネスでは「カタログ販売が最もむずかしい」と言われています。
それなのに不動産業界では20年以上も最も難しいと言われるカタログ形式の物件紹介をネットでやっています。不動産会社の大半はこのネットによるカタログ商法に未だに疑問も持たずに続けています。
物件主義から抜け出せない不動産会社の営業
昔から不動産会社には「良い物件なら決まる」という物件主義の考え方があります。しかし近年は「契約までのスムーズなプロセス」や「入居後のトラブル対応」「モンスター入居者対策」など、物件紹介だけで成約することが考え直されています。
また地震や台風などの災害リスクも高くなっています。そのために不動産購入者や入居者は外観や間取り、設備だけでなく、周辺環境や過去の事件や天災をしっかり教えてくれる不動産会社に人が行くようになりました。
それでも物件主義から抜け出せない不動産会社はホームページ内に物件を羅列しておけば集客や成約できると信じています。不動産会社が今の状況から抜け出すためには「物件主義」からいかに脱却するかが生き残りの分かれ目です。
今でも主流、店頭の物件紹介の貼紙営業
これほどインターネットが普及して成果を上げているにも関わらず、不動産会社の店頭(窓ガラス)には物件紹介の貼紙で店内が見えない状態が続いています。店内を見られたくないという不動産会社側の気持ちもかなり強いです。
今は店頭看板や貼紙で物件を探す前に、インターネットで物件を見つけ、ブログなどのコンテンツを読んだ後で訪問する不動産会社を特定し予約してから訪問します。極端なことを言えば、『店頭の看板や貼紙に関係なく集客できます』
もし店頭看板や貼紙を作る時間があるなら、その時間を利用してブログを書いて発信すれば効果的です。
ネット通販、カタログ販売が最もむずかしいことを理解する
ネットビジネスの世界で「ネット通販やインターネットを利用したカタログ販売が最もむずかしい」と常識的に語られています。ホームページ上に商品を並べる「カタログ営業」は大手企業でも難しいと言われています。
日本の不動産業界は、物件を紹介するカタログ形式の物件紹介で成り立っているのは大手ポータルサイトだけです。町の不動産会社は「物件カタログ」で近隣他社と競争しても集客はできません。
来店・接客不要時代の新たなる一手とは
ネット上の地図で物件の所在地が分かる時代です。「お店にご来店ください」という手法はお客さんに嫌われます。時代はとっくに『来店・接客不要』だからです。
お客さんはスマホを持って、不動産会社の担当者と現地で会って内見できます。そういう時代に不動産会社は物件主義から早く脱却して、「この人なら現地で会っても大丈夫」と思ってもらえるようなブログを日頃から発信しておくことが重要になります。
ぜひ、あなたの人柄、信頼できる安心な会社であることをブログで発信してください。まだ近隣同業者が気づいていない今がチャンスです。
来店不要の時代にパンデミックが追い打ちをかけました。今後は業法の改正などで、不動産会社も店舗不要になるはずです。今から次なる手を準備しましょう。
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