「忙しい」を連発した社長、顧客と運が逃げてヒマになる
社長はやることがたくさんあって多忙です。一人社長の不動産店となれば尚更です。次々といろんなことが押し寄せてきます。
「忙しい」を連発するようになります。いつのまにか「忙しい」が口癖になると、やがて会社はヒマになります。 どうしてでしょうか?
いかに時間を作って自由になるか。それが大事
近頃は電話番号がないサービス会社も増えてきました。連絡先の電話番号があっても、電話をかけても繋がらない会社もあります。せめてスマホ転送サービスでも利用すればいいのにと思いますが。
社長の仕事は今日明日の売上ではなく、1年先数年先の経営を続けていくために行動することです。そのためにインターネットを活用して集客の仕組みを作り確立することです。
つまり、いかにして1年先数年先までネットで検索され続けるホームページを作るかということです。その対策を考えるために社長はできる限り時間を作る、いかに自由に考える時間を作るか。それが大事です。
『忙しい』を連発すると顧客と商売運が逃げていく
以前、いつも「忙しい」を言っている社長にお会いしました。あんなに「忙しい」を連発していた社長がなぜかその日は「忙しい」を言わないので理由を聞きました。
社長曰く、忙しいを連発すると顧客や従業員が気を遣うようになり、売上と商売運が逃げていくと言うのです。いつの間にかヒマになったから言わないことにしたと言います。
たしかに何となく分かります。忙しいを連発する人から『忙しい』と言われると「連絡するな、会いたくない」と言われているような気になります。
そういえば私自身も「忙しい」をよく言う社長様やお得意様には気を遣うので連絡しないようになりました。なるほどよく分かります。
ヒマです。と言っていたら好調の神が降りてきた
それ以来、社長様はどんなに忙しくても「ヒマです」とか「大したことはありません」など反対の言葉を発するしたそうです。そう言い続けていたら、いつの間にか好調の神が降りてきて、良い話が次々と舞い込んで売上が増えて本当に”忙しく”になったそうです。俗に言うV字回復ってヤツです。
人は忙しいを連発する人、聞いてくる人に対して、少なからず妬み(ネタミ)や嫉み(ソネミ)嫌悪があります。「忙しい」を口癖にする人には「またか」とか「また始まった」と顔をそむけ遠ざけたい気持ちになります。
だから「ヒマ」とか「大したことない」という言葉を返すことで相手に好感と安心感を与えることができるようになるのです。ついでに相手に優越感も与えることができます。
たしかに社長様には以前にはなかった謙虚さと商売上手という神々しいオーラを感じました。
要は「万事控え目に」と言うことでしょうか。
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