零細店はホームページで他社と競争しないで生き残る
近隣他社と戦わないで、何が何でも生き残るための戦略『不戦勝経営』をオススメしています。近隣他社が手を出さない小さな隙間を見つけて、他社が手が出せないほど徹底して集中して生き残る手法です。
それには近隣他社との違いを明確にします。誰もがよく耳にする『差別化』です。
つまり、近隣同業者と戦わずに勝つ不戦勝経営とは、ホームページで他社が見落としている隙間にいるお客をかき集めるやり方です。
誰をお客にするか? 競争の激しい入居者・購入者をお客にしない
小さな不動産会社がホームページで近隣同業者と戦わずに勝つにはターゲットにする「お客さん」を決めることからはじめます。これはとても大切な第一歩です。
通常、不動産会社の顧客(ターゲット)になるのは
1、入居者(購入者)
2、大家さん(不動産オーナー)
です。
多くの不動産会社のホームページは、1の入居者(購入者)です。つまり1のターゲットをお客にするということは競争が激しい戦場へ飛び込むということです。
だから入居者(購入者)をホームページの「お客」としては避けるのが戦わずに勝つ可能性が高くなります。
不動産オーナーを顧客にすれば戦わずに勝つ不戦勝経営ができる
Q:ホームページの目的は?
A:入居者(購入者)からの反響と集客です。
が多くの不動産会社の回答です。
99%の不動産会社は、ホームページの顧客を、上記1の入居者(購入者)考えています。ほとんどの不動産会社のホームページは、入居者(購入者)からの反響や集客のために戦っています。
ポータルサイトを含めた多くのホームページは入居者(購入者)に向けて物件情報を発信しています。これをネットビジネスの用語でB to C と言われています。
不動産会社(Business)対 エンド客(Customer)です。深い経験と知識が必要でネットではとても難しい戦略が求められます。
では残り1%はどこで戦っているのでしょうか? 2、の不動産オーナー(大家さん)です。
ここはB to B と言われる分野です。不動産会社(Business)対 不動産オーナー(Business)です。
相手も商売人なので、インターネットで利害が一致していて攻略しやすい相手です。
この不動産オーナー向けに情報を発信する不動産会社は1%(以下)なので競争も少ないのです。
だから、大家さんや売主(不動産オーナー)をお客にすれば近隣他社と戦わない不戦勝経営ができる市場です。
大家さんや売主に信頼される不動産会社になるには?
実はこの1%をターゲットにする不動産会社が今、勢いがあり追い風が吹いています。
世間で騒がれている「空き家問題」です。今はさほど大きな問題になっていませんが間もなく大きな問題になります。
金持ちの象徴と呼ばれた不動産オーナーが空室や賃貸経営、相続などで今以上に悩み苦しむ時代がやってきます。
最近では所有する1棟の賃貸マンションの1部屋を区分売却して返済する大家さんもいるほどです。
それでも、ゼロ金利なので銀行は貸し続けました。とにかく貸し出ししないと銀行は生き残れません。結果的に新築物件がどんどん供給され、今後ますます空き家は増えます。
今後生き残る不動産会社のホームページのターゲット客は「不動産オーナー」です。しかし、不動産オーナー向けのホームページは少し工夫が必要です。
さらに不動産オーナーに信頼されるためには信頼を構築するコンテンツと時間が必要です。そのコンテンツで「不動産オーナーが抱えている悩みや問題を解決」します。
一度、信頼されると近隣他社と戦わずに生き残ることができます。まだ、これを真剣にやっている不動産会社はほとんどありません。
あなたも戦わずして生き残る会社になりませんか?
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