同じ物件を紹介する2社、成約したのはどっち
問題です。フラワーマンション(仮称)という物件を紹介するA社とB社がありました。
A社:写真を50枚載せ、さらに360°回転する動画も載せた
B社:物件ページに「当社の管理物件です。残り1部屋」と表示した
さてお客様はどちらの不動産会社に訪問して契約したでしょうか? 答えは?
成約した不動産会社はどんなことをやっていたのか
Bです。
近頃のお客さんはホームページを役割で使い分けています。
1)物件を探すのはポータルサイトや仲介専門店のホームページ
2)実際に訪問、内見、契約するのは管理会社のホームページや記事が豊富なブログが充実している不動産会社
です。
まず、物件を探すお客さんは 1)のポータルサイトや地域で物件数が多いお店のホームページで物件を探します。
次に、気になる物件を「地域名 物件名 管理会社 専任」などのキーワードを入れて探して 2)の実際に訪問・内見する不動産会社を探します。
お客さんは契約から入居後まで同じ不動産会社、同じ担当者を希望しています。この時点で物件紹介中心の仲介業者の多くは振り落とされます。
契約前は物件内容や生活環境について、契約後・入居後のことまで相談したいと願っているからです。不動産の契約は一生に何度もあることではありません。
高額な出費になるので納得して、申込、契約したいのです。当然です。
でも不動産会社の収益の多くは成果報酬です。来店して案内だけでは売上にはなりません。内見や案内は他社、契約が自社が理想的です。
不動産会社を訪問する件数は減り、ネットの事前調査でほぼ決まる
一方で、駅前のお店でいきなりお客様がやってきて「この店で部屋を決めたい」となれば良いのですが、今はそんな奇跡のような甘いことは起こりません。
最近のお客さんは不動産会社の訪問件数や内見件数は以前に比べて少なくなりました。ほとんどのお客さんはインターネットで不動産会社やポータルサイトで物件を隅々まで閲覧調査した後で訪問する不動産会社を決めています。
結局、インターネットやホームページであなたの会社を見つけてもらえなければアウトということです。これからは、来店する前にお客さんといかに信頼関係を築くかと言うことが重要です。
それには、あなたがお客さんに向けて発信し続けたブログが威力を発揮します。「やっぱり、この店のこと人なら入居後も安心」「この店のこの人で決めたい」と思われるメッセージを発信することです。
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