新型コロナは収束していない。緊張感を持ち続け第2波に備えよ
新型コロナ第2波に備え、テレワークと交代出社マニュアルを作成しよう
新型コロナの自粛が終わってホッとしていると思いますが油断は禁物です。
備えあれば災いなし。仮に新型コロナ2波が襲ってきても慌てない。落ち込まない。そんな時にジタバタしないために今のうちに準備をしましょう。
コロナ2波の準備と心構え。突然の襲来に備えて社内で対策を共有
4月、5月の自粛は世界中ですべての活動が停止しました。地域によってはコロナの影響も受けずに業績を伸ばした会社もありましたが全体的には大きなダメージがありました。
「もし新型コロナの第2波が襲ってきたら、あの1波のような・・・」という精神的なダメージを受けないようにしたいものです。1波より2波、3波が起こることで気持ちが萎えてしまわないように準備をしておきましょう。
あくまでも、”仮にコロナが襲来したら”のための準備です。いざという時に慌てないための準備を今から社内でしておいたらどうかというご提案です。不要な会社様は無視してください。
第2波への準備で、思いっ切って前を向けるはず
第1波自粛解除後の2波で注意しなければいけないことは、
・「ああまたか」
・「いやになった。もうやる気が出ない」
・「もうどうでもいいかな」
と再襲来がもたらす精神的ダメージです。
2波、3波は来るか来ないのか分かりません。だからこそ待つことが精神的に辛いのです。でも「準備はできている。いつでも来い」となれば思い切って前を向いて過ごすことができます。
そのための、いざという時の準備です。
テレワーク、リモートワーク、出社交代制と業務マニュアルを作成
今回のコロナの影響で、多くの不動産会社でもテレワーク、リモートワークを採用しました。でもほとんどその準備ができていないまま突入した感があります。
今回利用した携帯への転送電話やzoom、スカイプなどの非対面営業がいつでもできるように準備はしておきましょう。
例えば、
・会社の近所に居住する従業員の出勤と曜日や時間による交代制スケジュールの作成。
・公共交通期間を利用するために通勤ができず、勤務できない従業員のリモートワーク。
・車で通勤できるスタッフと通勤スタッフが効率良く業務をするためのスケジュールの作成。
・車通勤の従業員のための駐車場の準備・手配。
などは事前に準備できるはずです。
上記のスケジュールを今から作成しておくのはいかがでしょうか? そしてそれをマニュアル化しておけば社内で共有ができます。
緊急事態宣言発令前に休業したA社、発令まで準備をしたB社。2カ月後の結果は?
今回の新型コロナ1波の時は、いつまで緊急事態宣言が続くのか分からず不安でした。従業員の命と安全、会社の経営と存続で悩みました。臆病な私はどう決断と行動をすべきか何日も悩みました。
コロナの対処を考えているうちに、気付かされて、学んだことがあります。あくまでもケースバイケースですが『行動と決断をあまり早くし過ぎない』ということでした。どういうことかというと。
A社長は、緊急事態宣言前にいち早く会社休業宣言をしました。さすがに見事な決断と行動に「さすが」とその時は思いました。でもよくよく考えてみると、緊急事態宣言は初めての経験で具体的に分からないことがたくさんありました。さらに発令前なので、宣言がいつ発令されいつ終わるのか分からないことばかりでした。実際に10日後に緊急事態宣言か発令されました。その結果A社は4月5月の2ヶ月は従業員の大半を全休させました。そのため営業ができず売上もほとんどありませんでした。
B社長は緊急事態宣言発令後、徒歩か自転車で通勤できる従業員と車で通勤できる従業員の出勤日・勤務時間のスケジュールを調整して営業を続けました。近隣の同業者の休業状態が続いたこともあり、同社の売上と成約は前年度を上回る結果となりました。
ほとんど準備をせずに、着の身着のままで素早く行動したA社と、緊急事態宣言が発令されるまで準備をして、緊急事態宣言期間中も従業員の交代出社のスケジュールの工夫とやり繰りをして乗り越えたB社。準備と決断で売上と経営の安定で大きな差が出ました。
この場合どちらが正解で片方が間違いかという答えはありません。たしかに従業員の命と健康と安全、会社経営は天秤にかけるモノでもありません。
会社の規模や業務内容もありますが、あまりに『早過ぎる決断と行動は却って経営を危うくすることもある』と学びました。
その前に準備は早く、行動と決断は状況を判断して決して慌てないということが肝要かと思います。ぜひ今のうちに2波、3波の準備することをご提案します。
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