ポータルサイトって高い? 効果はどう?
こんなタイトルの記事を発信するとポータルサイト運営会社やポータルを積極的に利用する不動産会社から嫌われることを承知で発信します。
「ポータルサイトへの支払いが増える一方で効果は年々薄れている」と不動産会社の社長様からご報告はいただきます。
効果がなくても利用し続けるなら、いっそのこと一度やめてみませんか?
今回のようにコロナショックのようなことが起きると、広告を見直すことも必要かもしれませんね。
物価高騰につられるように広告料金も値上げの傾向にあるか
2016年夏、グーグルは検索結果で右側広告を廃止しました。グーグル検索を利用する人でもも、そのことあったことさえ忘れた気がします。グーグルの広告料金が高くなったのはそれからです。
そもそも広告は誰でも簡単に出せること自体に問題があります。料金が高くて誰も手が出せないからこそ広告は希少価値がありました。
ネット広告はTVや新聞などのような限られたメディアではありません。誰でもパソコンやスマホを利用して無料で自由に見ることができます。
だからネット広告を取扱う広告屋が乱立して、いろんなメディアに出稿して低額で利用できるようになりました。それが広告費破壊を引き起こしたのです。
ネット広告も「今すぐ効果」から「この店を知っている効果」へ
最近の傾向として、不動産会社の多くはポータルサイト広告に対して、『今すぐ効果』から『この店知っている効果』へと変化しています。
ポータルサイトに掲載する理由は「お店(商品)の広告をよく見かけますね」と言う感じです。物件や会社名がポータルサイト訪問者の目に触れる回数が多いほど知名度があり安心と思ってもらえると言う考えです。
つまり広告は「会社名を知ってもらう宣伝」です。
それなら有料の広告を利用しなくても、ブログで毎日発信した方がはるかに効果的です。コロナショックでこの先どうなるか分からなくなりました。広告費を見直す時期に来たように思います。
少額広告費の会社ほど、広告に不満を持ちクレームを言う
広告会社の人に聞いた話です。
1)広告費が月5万円以下の不動産会社と
2)月100万円以上の広告費を払う会社では
広告や効果に対するクレームが圧倒的に多いのが広告費5万円以下の会社だそうです。高額な広告費を予算化している会社は、今すぐ広告効果を期待している訳ではありません。予算の広告枠を使うことが役目だからです。うらやましいですね。
広告費を上げた理由には、広告費が少額のクライアントを減らしたいと言う考えがありました。広告費が少額なクライアントほどクレームが多く、サポートスタッフの人員や経費の負担が大きかったからです。広告費を上げたことで、この負担を減らすことができたと言うことです。
どこの企業も、スタッフの労働時間やサポートスタッフの人員を確保するのがむずかしくなっています。広告費を上げる要因はポータルサイト運営側のこうした事情がありました。
グーグルの場合も同様で広告費を上げて少額の会社のクレームを減らしたかったのだと思います。
広告費を上げた結果、
・クレーム対応が少なくなった。
・サポートスタッフの作業の負担が軽減した。
・サポートスタッフの作業効率が改善されたのです。
つまり、効果や結果にうるさい客は要らないということです。広告費を値上げして少額広告の会社を減らして、高額の会社を増やすには企業の戦略の上で深い理由があったのです。
総体的に広告収入が増えたかどうか分かりませんが、あらゆる角度から判断して広告費を上げることに踏み切ったのではないでしょうか?
広告費が高くなれば広告の価値は高まる
資金力のある不動産会社にとって広告費の値上げは差別化できる大きなメリットでもあります。
これからは
1)広告費をたくさん出せる資金力のある会社か
2)広告を利用せずに自力で集客するか?
あなたはどちらですか?
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