怒る人、キレる人とは付き合わない

「もう怒らない」と言い聞かせて、15年が過ぎた。怒らないと自分に言い聞かせてから記憶をたどる限り、人に対して暴言を吐いたり、怒るようなことをしていないと思う。

怒りは罪。それに気付くまでかなりの時間がかかりました。私が怒らない人間と気づくと、反対にいろんな相手から怒られる。キレられる。時には暴言を吐かれることもありました。

でも大丈夫。怒らないと決めたときからは、怒る人、キレる人とは付き合わないと決めている。それが楽だからです。

今は友達も親しい人もいらない。

アドラー心理学によれば、怒る人の特徴として

・劣等感コンプレックスの強い人

・自分に自信がない人

・相手に対してマウントを取りたい人

のようです。私もそうですが、ピッタリ当てはまります。

だから怒る人とは距離を取って、付き合わないことです。それが１番の解決方法です。それ以外に方法はありません。

今に思えば、私は大して能力も無いのに過剰な自信家だった。

少しばかり仕事が上手くいって、人にチヤホヤされて調子に乗っていた。

上手くいかなくなると、怒りを家族や従業員へ向けた。

怒ると人がが離れていく。自分の器の小ささに後悔した。

「そんなんじゃ、人は離れていく」と妻に言われて猛省した。そして決めた。

「もう怒らない」と。

反面、私が怒らない人と判ると、怒りやキレて攻撃してくる人もいた。時には当社の経営にまで怒りをぶつけながら意見を言ってくる人もいました。

世の中からイジメがなくならない理由が何となく分かった。怒っていた時の私は他人をイジメていたのだ。

だから今はどんなに怒られてもキレられても気にしない。人は人、私は私。

怒ることをやめてから少しずつ経営が安定するようになった。そして徹底的に任せるようにした。

以前は従業員を増やして、会社を大きくして、たくさん儲けて、世間の人から「スゴイね」と言われたかった。まさに見栄と欲の塊だった。

今は、小さくても、安心して働ける会社にすると転換した。


怒りは瞬間湯沸器みたいなもの。怒りを覚えたら５秒間我慢すれば、怒りの気持ちはスーッと消えていくことがわかった。

それでも相手から怒りをぶつけられたら・・・怒る人、興奮する人とは付き合わないようにしている。