流行を追いかけない頑固な不動産屋が人気の理由
来店不要、非対面接客、電子契約など、この数年で不動産屋の営業方法が大きく変化しました。またその変化にいち早く乗ることが、さも美徳であるかのようにいわれるような昨今でもあります。
しかし果たしてそうでしょうか?
電子契約しないことで大家さんから信用を得る
時代の変化や流行にワレ先にと乗る必要があるでしょうか?
お得意様の不動産会社で
・メールで予約来店
・案内して重説は不動産店で
・契約は店で対面で
・更新はネット予約後来店して書面に押印
と相変わらず面倒な昔ながらのやり方を徹底して続ける管理会社があります。
電子契約やネット重説はやっていません。でもこの10年間の管理物件は微増微減の繰り返しで黒字経営で安定しています。
面接対面にこだわるから信頼される
この不動産屋は来店や契約、更新も対面にこだわり続けています。
その結果、家賃の滞納や入居者間のトラブルはゼロではありませんが、賃貸管理のことで心配や悩むことはほぼないそうです。常に枕を高くして寝ているそうです。
大家さんは安心して管理を任せてくれるので、パンデミックの時でも管理が大幅に減ることもなく、この1年は少しですが新たに管理を委託されるようになっています。
大家さんは従来の対面式の接客をしている安心して管理を任せられると評価してくれるそうです。
小さなリスクさえ排除する努力
電子契約やネット重説が主流になりつつある中で、従来の古臭い手法が大家さんから評価されることもあります。
入居者間の騒音やゴミ出しなどのトラブルが起きても、事前に顔を合わせているの強みが問題が大きくならない理由です。
どんな小さなトラブルでも早めに対処できるのも対面営業の効果だそうです。確かに会ったこともない人と事が起きてから動いて、違和感を感じることはあります。それを防ぐのも対面しておくことは良いことです。
成長経営より安心安定経営で生き残る
会社の成長には、ヒト・モノ・カネが欠かせません。でも成長にはトキ(時間)も必要です。
人が成長する時間、
モノ完成する時間、
カネが集まる時間
今は成長よりまずは安定です。新しいことや流行を追いかけることも必要ですが、従来の古いやり方にもしっかり目を向けて、自社に最適な経営をやりたいものです。
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