大家さんから1棟まるごと管理を受託する方法
5年間で6棟の賃貸物件を管理受託した事例をご紹介します。
社長は、近所の不動産会社には教えたくないと云いながらも、自身の経験・知識・スキルを自社ブログで発信し、受託した方法を話してくださいました。
大家さんが相談にやってくる不動産会社になる
大家さんが相談にやってくる不動産会社になるために、大家さんからの相談内容を記事にまとめてブログに掲載しました。
例えば、「賃貸物件は定期的に室内の点検をして退去を防ぐ方法」というような内容の記事です。
そして、数年前から入居者にできるだけ長く居住してもらうために、エアコン、給湯器、換気扇、蛍光灯、建具の建付、室内のカビなどを入居年数毎に定期点検して修理や交換するように取り組みました。
入居者の満足度が増し、退去などの解約が大幅に減少。入居年数は従来の2倍以上に伸びました。
その結果、ブログを読んだお付き合いのない大家さんからも頻繁に相談が寄せられ、現在までに6棟の管理を受託しています。コロナの影響もほとんどなく、資金繰りも安定しているそうです。
入居者に長く居住してもらうことが使命
大家さんとしては、空室から次の入居者が決まるまで無収入というリスクがあります。それに対して、管理会社も空室の期間は管理手数料が入らず不安が続きます。
社長は入居者に長く滞在してもらうことが得策と考え、大家さんと協力して点検マニュアルを作成しました。エアコンのクリーニングや給湯器点検などを定期的に行い、退去者が減少したことで双方にメリットが生まれました。
物件の紹介だけでは賃貸管理の受託できない
一般的な不動産会社のホームページは物件紹介が中心ですが、社長はブログの力を信じて、物件紹介だけでなく役立つ情報を発信しました。
物件紹介では差別化が難しいですが、ブログなら独自の記事を発信することで差別化が可能です。不動産経験がなければ書けないお役立ちブログは、社長の専門知識が生かされました。
大家さんの悩み解決法、自社の失敗、お役立ち情報をブログで伝える
インターネットの活用が不動産ホームページの成功の鍵となっています。効果的なやり方やアイデアを持っていても、それを見込客に伝えなければ意味がありません。
ブログやメルマガは古いと言う人がいます。伝達手段としては非常に優秀なツールです。それでも多くの不動産会社はその効果に気づいていないようです。
だからこそ、社長のように積極的に活用することが重要です。やるか、どうかはあなたの次第ですが。
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