仲介手数料半額、無料にしても集客できない理由
仲介手数料を半額にしたり、無料にしても集客できない事例です。
手数料を無料にしたり値引きしても、お客さんは知っています。
「別の方法で仇(かたき)を取られる」「値引きする不動産屋は怪しい」と思っています。
仲介手数料を半額で接客・案内が2倍、売上半減、人員不足に
月平均10件の成約で仲介手数料が月に100万円くらいあったという仲介専門店。他に更新料や家財保険の手数料で夫婦二人なら何とかやりくりできました。
近所で仲介手数料を半額にして集客を増やしている情報があったので、足並みを揃えて仲介手数料を半額にした。
成約数が50%増えて15件になり喜びました。しかし手数料を半額にしたために売上が80万円に半減したのです。
成約数が増えたせいで接客や案内や重説や契約も増えた。以前より作業が増えて夫婦二人では手に負えなくなりパートさんを採用した。手数料を半額にしたことを後悔している。
仲介手数料半額、無料にしても集客できない理由
「仲介手数料半額」や「仲介手数料無料」のホームページを見かけます。
ネットで便利な時代になったからといって、たまたまネットで「値引き」を見つけたからと言ってお客さんは問い合わせするでしょうか? 訪問するでしょうか?
ネット上に、そのカラクリを紹介するYouTubeやブログがたくさん出てきます。そしてお客さんはこう考えます。
「どうせ『クリーニング代』『鍵交換代』『室内消臭スプレー代』で上乗せされるだろう」と。
理由は値引きする不動産会社を信用していません。
どんな値引きより効果がある安心と信頼
そうです。手数料値引きより効果があるのは 「安心と信頼」です。例えば、ホームページの目立つ場所に「仲介手数料を値引きしない理由」と目立つバナーを置いて、その記事へ誘導すれば、違う効果の可能性もあります。
記事は、「ホームページに掲載している以外の費用、例えば『クリーニング代』や『鍵交換代』『消臭代』などは一切請求いたしませせん。と記載すれば良いのです。
その記事を読んだ顧客は「この不動産会社なら信頼できる」と思ってもらえるかもしれません。これからの不動産ビジネスは単に値引きするのではなく、「この不動産会社は信用できる、安心だ」と思ってもらえるようにアピールすることです。
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