ホームページをキレイにしたのに反響がない。なぜ?
「Web制作会社からキレイなホームページじゃないと集客も反響も無理と言われて1年前にホームページを作り変えた。でも一向に問合せがない。どうしたら良いものか?」とご相談がございました。
Web制作会社に「ホームページはキレイが一番」と言われ
Web制作会社を名乗る方から電話があったのは1年以上も前でした。
「ホームページはトップページがキレイじゃないと、中にある物件にも興味がもたれない。キレイなホームページにすれば毎月コンスタントに問合せがあって売上が増える」と言われたそうです。
なるほど、デザインで差別化するWeb制作会社らしい営業トークです。その後、Web制作会社と何度か打ち合わせをして、納得してホームページを作り変えました。
高額な初期費用とランニングをかけているけど反響がない
費用は初期費用200万円、月々5万円のランニングです。1年経過したので、今まで税込総額で300万円以上の金額を支払いました。この1年間で同業者から物件の確認が4、5件あったそうです。
相談の内容は、すでに300万円以上の支払いはしているけど今後使い続けるか、それともホームページをどうしたら良いかという悩ましい相談でした。
この会社、社長様の問題点があるとすれば
反響、問合せがホームページの役割で、それが全てと考えていることです。「反響・問合せ」そう考えている間は永遠に悩みを解決することはできないでしょう。どんなホームページに変えたとしても反響・問合せが最優先なので、納得できるホームページは難しいです。
ホームページはネット上の会社です。まずはホームページの目的を明確にすることです。
ホームページの目的は知名度を上げることです。そしてネット上で地域1番の有名店になることです。知名度が上がって、地域1番の有名店になればお客が会社を目指して勝手にやってきます。これこそがビジネスのテッパンです。
誰に向けて、何をやるか分かっていないと反響はない
ここからはマーケティングについて説明します。
これだけ、物件が豊富にあって、誰もがホームページやポータルサイトで物件を紹介する時代です。物件で差別化を測ることはできません。ましてやホームページのキレイさは観る人の好みです。制作会社が納得してもお客が納得していないかもしれません。
ホームページで誰に向けて、何をやるかが重要です。これが分かっていないと集客も反響も、もちろん有名店になることもできません。
入居者や購入者に向けて、物件紹介をするならお金をかけてもポータルサイトの掲載した方が間違いなく反響はあるでしょう。成約できるかどうかは別としても・・・
小さな不動産会社がホームページで生き残るにはマーケティングです。
不動産オーナーに向けたマーケティング
お客に相談されたこと、知りたいことをブログに書いて発信してください。同じようなことでも何度も何十回も書いて発信してしてください。
やがて、書いたたくさんの記事は「役立つコンテンツ」としてグーグルが評価して上位表示します。そうなれば、こんな役立つ記事を教えてくれる親切な不動産屋、優しい人としてお客から評価されます。
物件だけのホームページの会社より、役立つことを教えてくれる不動産屋、あなたに他社のホームページ載っていた物件について問合せします。
これがブログを活用したコンテンツマーケティングです。どうです、理解できましたか?
キレイなホームページだから反響があるのではありません。ホームページ内に有益なコンテンツがあるかどうかなのです。ホームページは見栄えより中身です。
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