駅から離れた小さな不動産会社が人気な理由
不動産会社は本来、駅から近いほうが人が集まるものです。しかし、駅から離れた小さな不動産会社なのに、顧客が途絶えないお店があります。どんな秘密があるのでしょうか?
一般的には、駅から近いほうが有利
不動産会社は、遠方から引っ越し先の物件を見に来る顧客も多いものです。そのため、一般的には駅やバス停など公共交通機関から近いほうが有利とされます。
地方の不動産会社なら、駐車場があること、車のアクセスが良いことがそれに相当するでしょう。不動産会社に限らず、どんな店舗でも駅から近い方が交通の便がよく、人通りも多く、売り上げ増につながるものす。
10年くらい前なら、とにかく住みたい駅に行ってから行きやすい店、目についた店に行ってしまうことが多いかったです。しかし、インターネットや不動産会社のホームページが普及して、事前に物件を見つけてから、行きたい店を決めるお客がほとんどになりました。
言い換えれば、駅から遠い店であったも駅まで迎えに行くと言う不動産屋や、現地待ち合わせができる物件なら不動産会社の場所はあまり大きな問題ではなくなっています。
駅から遠くて小さな店舗なのに人が集まるのはなぜ?
駅から遠いのに人が集まる店舗や不動産会社があります。交通の便も良くはなく、大きな店でもないのに人が集まっている店舗です。それは、特にあてもなく行きやすい店に行く、その時目についた店に行くのではなく「あの店のあの人で決めたい」と思ってきてくれる顧客がいるということです。
むしろそんなお客が増えているのが近年の傾向です。最近は、駅から遠い不動産会社も「駅までお迎えに上がる」努力をしています。
お客側にも、「現地待合せ」などの来店不要などの店を選ぶ傾向が強く変化が起きています。このように駅から遠い不動産屋に人が集まる現象が起きています。
どこにでもある不動産会社ではなく「その店」に行きたい
不利な条件でも来てくれる顧客は「どこでもいいから、どこか適当な不動産会社」ではなく「その不動産会社に行きたい、その不動産会社で物件を探したい」行きたいと思って来てくれている顧客です。
こういう顧客を「ロイヤルカスタマー(忠誠心の高い顧客)」と言います。その店や会社のファンになって、何か買ったり取引を行ったりするときはまずその店や会社を使おうとしてくれる顧客です。わかりやすく言うと、その店や会社の熱心なファンです。
ロイヤルカスタマーが増えれば、駅から遠くて小さいという不利な条件でも、駅に近い大手とも戦うことができます。
そのためには、「他のお店や会社ではなく自分たちを選んでもらうための、自分たちにしかない何か」が必要なのです。
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