決まる不動産接客法 ゴミの中にお宝、ゴミを拾って運をつかむ
成約率が高くなる物件案内法です。私はこの方法で10年以上も高い成約率を続けることができました。
実際にこのパフォーマンスを真似をして申込を増やしたという報告もいただきました。
せっかく案内したら、申込成約したい気持ちを行動にした結果です。
「案内中にゴミを拾って申込をいただく」です。
ポケットからビニール袋を取り出し落ちていたタバコの吸殻を入れる
物件を案内している時に、お客さんの前を歩く私がマンションの廊下に落ちていたタバコの吸殻や枯葉、小さなゴミを拾ってポケットに入れました。やったことはただそれだけでした。
数日後、他の不動産屋で決まったと思っていたそのお客さんが来店しました。「先日のあの物件はまだ空いていますか?」と聞いてきました。
まだ決まっていなかったので「大丈夫です」と伝えました。「良かった。あのお部屋に決めます」と言ってくれました。不動産屋としては一番嬉しい瞬間です。
人がやらないことをやるのが「不動産のプロ」
お客様に申込の理由を聞くと「案内の時に、ゴミを拾ってポケットに入れた姿が何とも言えないくらいカッコ良かったからです」と言うではありませんか? その後、お客さんは何社か不動産会社を訪問して案内してもらったそうです。ゴミを拾ってポケットに仕舞い込む不動産屋はいなかったそうです。
物件案内ではカッコイイ言葉や手振り身振りはいりません。満面の笑顔とゴミを拾う不動産のプロのパフォーマンスがあればお客をトリコにします。カッコ悪いけどカッコイイのです。本当です。
「あの姿(ゴミを拾うパフォーマンス)こそ不動産プロだと思いました」とお客さんから絶賛されてしまいました。
少し自慢させていただきますが、私は案内したお客から申込をいただく確率は相当高く、物件案内には自信を持っていました。それを言われた後で思い出すと、ほぼどんな案内の時でもゴミを拾うパフォーマンスをやっていました。というより習慣的に身についていました。
物件には必ずゴミの一つや数個落ちています。それを拾ってポケットに仕舞い込みます。一番困ったのが清掃直後の物件案内です。ゴミが見当らない時です。
スーツのポケットにタバコの吸殻を入れたまま帰宅したことが何度もあり、妻に幾度も叱られました。その後ジップ付きのビニール袋と使い捨て手袋を持ち歩くようになり拾ったゴミはそれに入れるようにしました。
お客さんはプロのパフォーマンスに感動する
このゴミ拾い案内法はなぜ効果があるかというと「他にやる人がいないから」です。完全なる差別化だからです。
お客さんを案内するということは、営業の真剣勝負です。ごみ拾いは、どうしても申込が欲しい、成約したいの一念からやったパフォーマンスです。考え抜いてやった訳ではありません。
誰でもできるけど、誰もやらないから効果があります。もし近所に案内の時にゴミを拾って案内する不動産屋がいなければ、それは他社と差別化できる最高のパフォーマンスです。
案内してもなかなか申込がもらえない若い不動産会社のスタッフにオススメのパフォーマンスです。ゴミ拾いだけでなく、あなたのオリジナルのパフォーマンスを見つけてください。
とにかく申込が欲しい、成約して売上がなければ家族を養えないと自分が追い込まれた時に、後ろにお客さんがいることを意識していて、腰を屈めてゴミを拾いました。見栄やプライドが吹き飛んだ瞬間でした。その後申込や成約が一気に増えました。
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