「駅名 賃貸」「地名 不動産会社」で上位表示より、地元の有名店になること
最近立て続けにあったご相談です。「駅名 賃貸」「地名 不動産会社」で上位表示したいという相談です。
理由を聞くとSEO対策の会社から「そのキーワードで上位表示されていないからホームページで集客ができないと言われた」ということです。そのキーワードで上位表示されている会社がホームページで集客しているかどうかを調べてみると分かります。
恐らく集客できていないでしょう。なぜならそのキーワードで探すのは同業者かSEO対策会社だからです。
不動産屋の常識1 反響がなくても上位表示されたら満足
相談のあった会社は「2013年頃からポータルサイトの効果が年々減ってきた。最近になってSEO対策会社から電話があって、『駅名 賃貸』『地名 不動産会社』で上位表示しないとダメと言われた」というのです。
さらに詳しく聞いてみると、いつになっても効果がないポータルサイトに毎月50万円もかけるならポータルサイトはやめて、その費用をリスティング広告に当てるのはどうかという相談でした。
「リスティング広告はむずかしいです。私にもよく分からない」と言いました。
「ポータルサイトに金をかけても無駄と気付いた。どうせ反響がないなら『駅名 賃貸』で上位表示されるほうがマシだから」というのです。
不動産屋の常識2 近所の同業者より上位に表示されると満足
最近多くの不動産会社はネット集客に対して諦めムードがあります。「駅名 賃貸」や「地名 不動産会社」というキーワードで駅前の近所の有名店や老舗のホームページより上位に表示されているだけで満足しています。
それでも無駄にお金をかけても上位表示されたいというので、「ブログをやってみてはいかがですか?」と提案をしてみました。
はっきり言って「駅名 賃貸」や「地名 不動産会社」というキーワードで上位表示されても効果は疑問です。そのキーワードで不動産会社を探すのは同業者かSEO対策会社くらいでしょう。
「駅名 賃貸」や「地名 不動産会社」は部屋を探したり、不動産を購入する人が不動産会社を探すキーワードではありません。入居者や購入者が入力するキーワードは「駅名 賃貸マンション 2LDK」とか「地名 中古住宅 築10年未満」など3語、4語のキーワードです。
1語、2語のキーワードでホームページを表示させたいと願うのは皆同じです。しかし、それは非常にむずかしいことです。そんな1語、2語のキーワードで上位表示されるより3語、4語のキーワードで検索されたほうが確実に効果があります。
キーワード検索で結果を出したいならブログは最適です。ブログに入れたタイトルや見出し、文章などはグーグルのキーワード検索の評価対象になっています。だからブログはキーワード検索に効果があります。
名をとるか実をとるか? ブログなら名も実もとれる
グーグルは今ブログを検索結果で高く評価しています。今後この傾向は益々強くなります。そうなるとホームページは「名をとるか実をとるか」ということになります。名も実もとれるのがブログです。
あなたのホームページが地元でネットでたくさんの方に検索されるということは、地元であなたのお店がたくさんの人が知る有名店になっているということです。これが「駅名 賃貸」や「地名 不動産会社」という特定のキーワードで上位表示されるより地元に関するいろんなキーワードで検索されて有名店になる方が良い理由です。
有名店になっているかどうかの基準は、ホームページのアクセス数やページビューで判断します。ホームページのアクセス数が増えると問合せや反響が増えるからです。