ポータルサイトや不動産FCのCMは誰のため?
近頃、ポータルサイトや不動産FCのCMや広告が変化しているように思えます。それはCMや広告のターゲットが不動産を探す人から不動産会社へシフトしているからです。
加盟店増に躍起なポータルサイト、不動産FC
数年前まではポータルサイトや不動産フランチャイズのテレビCMやネット広告は入居者・購入者がターゲットでした。近頃のCMを見ていると入居者・購入者向けの物件紹介というより、不動産会社の加盟店増が目的になっています。
そりゃそうですよね。ポータルサイトの収入源は不動産会社からの出稿料(広告費)、不動産フランチャイズは加盟店のロイヤリティーで成り立っている訳ですから当然ですが。
信頼できる安心な不動産屋を探すサイトがあれば
いま顧客がネットで探すのは真面目なスタッフがいる安心で信頼できる不動産会社です。ポータルサイトや不動産FCからすれば不動産探しをする顧客より、不動産会社を顧客にする方がメリットは大きいはずです。
信頼のモノサシ、安心の基準を広告スペースや表示順に表すことはむずかしいです。不動産会社の日頃の行動を判断するのが一番かもしれません。
例えば不動産会社のブログ集「フドブロ」のようなモノです。
顧客は「総合不動産」より「専門店」を求めている
あなたの地域のデパートが良い例です。重厚な自動ドアを抜けると、そこには地元のほとんどの人にはあまり関係ない「高級化粧品」や「ブランドショップ」「宝石店」と黒いスーツを着た冷たそうな女性店員が暇を持て余して立っています。
せめて入り口付近にいるのだから笑顔満面で「いらっしゃいませ」の一言があってもイイと思うのですが、私は言われたことがありません。男だから仕方ないと思われているのでしょうか。
言いたくない気持ちは分かりますが、その店員の多くは「あなたはデパートの客であっても、お店(1階のお店)の客ではない」と思っているからでしょう。今どきのデパートは何か勘違いしています。デパートの閉店ラッシュが止まらない理由はこんなところかもしれません。
それなら、1階はレストラン街や人気のラーメン屋、たこ焼き、たい焼き屋にして欲しいくらいです。
・賃貸管理に強い不動産会社
・相続に強い不動産会社
・飲食店舗に強い不動産会社
・新規開業向けオフィスに強い不動産会社
やり方はいろいろあります。
なかなか商売が上手く行かない不動産会社は専門店で乗り越えましょう。小さな不動産会社は人件費や家賃などが少ないのが強みなのですから。
ポータルサイトや不動産フランチャイズも強い不動産専門店を紹介すれば、加盟店を増やすことができると思います。
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