アクセス数が月間3000PVを超えるまで物件入力は不要

３年前に社長、従業員２名の３人の小さな不動産会社の社長様からご相談がございました。

その社長様が実践してホームページ集客がうまくいった事例です。

相談内容と当時の状況は
・自社ホームページに約1000物件
・３年間で自社ホームページの反響がほぼ無し
・３年間で大家さんの来店もゼロ。
でした。

当時のホームページは物件中心のホームページ運営でした。多くの不動産会社がそうですが。

ホームページをスタートする時に、ほとんど会社は最初に物件登録から行います。実はこれがホームページ運営に失敗する主な原因です。それはなぜか？

当時のホームページの目的は物件を紹介してエンド客の集客と反響でした。それが上手くいかなかったことと、エンド客相手では経営が安定しないので、不動産オーナーから管理物件を受託したいと方向転換を考えていました。

今は物件入力の前にやることがあります。それは「ネット上で会社の知名度を上げること」です。

その前に、ちょっと想像してみて欲しいのですが。近所に、品揃えが豊富な生鮮食料品店がオープンしました。この店が近所のお店より豊富な商品を揃えただけで商売が成り立つと思いますか？

・店が開店したこと
・店がどこにあるのか
・実際にどんな商品を取り揃えているのか
・近所にある他のお店とどう違うのか
・店を訪問する価値は何か
・お店の強み、特徴、スタッフはどんな人か

を告知しなければ客は来店しないでしょう。それも新聞購読者が少ない今なら、ネットで告知する方法を考えなければ、店をオープンしても客がいなければ店は潰れます。当たり前です。

話は戻ります。これも当たり前のことですが。

近所の誰も、最初からあなたの店のことなんて知りません。そのためにはあなたは１日も早く店の知名度を上げる必要があります。

ではどうやって店の知名度をあげますか？

今は「ネットという飛び道具」があります。この「飛び道具」は誰でも、低価格（無料でも）利用できます。この『ネットという飛び道具』をうまく使うことができるかどうかが小さな不動産会社が生き残るために最初に考えることです。

ただ、この飛び道具をどう使うかが問題です。大手不動産会社はこの飛び道具にも潤沢な資金を使って広告します。しかし、街の小さな不動産会社にそんな資金はありません。

広告費はあまり使えないので、時間と手間をかけてコツコツと知名度を上げるしかありません。

あなたのことを知らない客に対して、どのようにして知名度をあげるか？     その時間と手間の使い方を考えましょう。

ネット上で知名度をあげるにはGoogleから評価される必要があります。Googleから評価されるには、Googleが何を評価しているかを知ることです。

具体的には下記をご覧ください。

最小限の時間と手間をかけて最大限の効果を求めましょう。まずは、あなたの地域だけで有名店になることです。できる限り狭い小さなエリアで１番の有名店になることです。そして時間をかけて徐々に広げてい来ましょう。営業エリア以外のことは絶対に考えないことです。

今はその地域で信頼できる不動産屋になることです。その地域の不動産のことならあなたのお店になることです。

Googleで

「地域　学校」

「地域　病院」

「地域　スーパーマーケット」

「地域　不動産　管理会社」

「地域　不動産　トラブル解決」

などいろんなキーワードを入れても、あなたのブログやホームページがいつも上位表示されるようにします。露出度が高く、誰もが知る有名店になります。これがGoogleが評価するホームページです。

そうなるとどうでしょう？

 「この不動産屋、スゲエ」

「この不動産会社はこの地域のことなら何でも知っている」

「この不動産会社に空室のことを相談してみよう」

となります。

これが『ネットという飛び道具』を利用した地域で知名度の高い不動産会社になることです。

地域で知名度の高い不動産会社になるために、まず最初にやることは？    ホームページのページビュー（ＰＶ）を常に意識することが重要です。

まずは月間で３０００ＰＶを目指しましょう。１日平均１００ＰＶです。もちろん自社自身のクリックは除きます。

極端なことを言えば、月間３０００ＰＶを超えるまでは物件登録は不要と言っても過言ではありません。物件情報ではＰＶが増えないからです。

つまり、商品は豊富に揃えているけど客（ＰＶ）がいない状態です。ＰＶ（客）を増やすにはブログが効果的です。毎日ブログを書いていると、どんな内容の記事が読まれるか分かってきます。

その頃になって、物件を登録しても遅くはありません。むしろ、そのころ物件を登録するといきなり不動産オーナーから問い合わせが入ることもあります。

とにかく、月間３０００ＰＶを越えるまでは、ブログだけに専念してください。