「上位表示されないとダメ」のウソを見抜く
「御社のホームページが上位表示されていませんね。上位表示されないと・・・。SEOで実績のある弊社〇〇社が上位表示のお手伝いをします」と電話をもらったことがありますよね。
顧客の不安をあおる営業トークです。以前弊社に、SEOの会社に勤務していた人が面接にきたことがあったので聞きました。
その会社は、あえて上位表示されていないキーワードを見つ出して営業の電話をかけていたそうです。とにかく受注できれば売り上げになるからと言っていました。
こんな営業にダマされてはいけませんよ。
納得いく結果が見つかるまで「次へ」検索する人は多い
「ホームページが1ページ以内に表示されないと、反響や集客できないと言われています。弊社は御社のホームページが上位表示されるようにお手伝いします。詳しくご説明するお時間をいただけないでしょうか?」
数年前より少なくなりましたが、よくある営業電話です。SEO会社は不安をあおる営業トークでグイグイ攻めてきます。本当に彼らが言うように1ページ以内に表示されないと本当にダメなのでしょうか?
実際に最近のお客様やいろんな方に聞くと、最初の1ページで表示される検索結果に満足しなけば、「次へ」をクリックして、何ページでも探す傾向にあります。
弊社のお得意様の多くが、ビッグキーワードやミドルキーワードで上位表示されていなくても、スモールキワード、ニッチキーワードでブログ経由で自社ホームページを誘導しています。今時のパソコンやスマホは昔と違い、接続速度も早くサクサクで重くはないし、ユーザーはもっと違うキーワードで検索し直しています。
検索することに対して、上述のSEO会社が言うほどユーザーはストレスは感じてはいません。むしろ、『広告』『PR』のあるサイト表示にイラっとします。
キーワードは一つではない。何度も変えて検索する
よほど急いでいる時でなければ、自分が探しているモノ、内容(つまりコンテンツ)が見つかるまで、何ページでも検索します。検索は文章を書く技術に似ていて、何度も検索することで検索の方法が磨かれます。
1回の検索で目的が達成できる方がむしろ稀です。検索結果に満足するためには検索結果の比較も大切です。検索結果は、最初の検索結果より最後の検索結果に人は満足する傾向があります。
言い換えれば、1ページ目の上位表示より苦労して?何ページ目かに見つけた最後の結果に満足します。たとえ、それが最初に検索していたコンテンツだったとしても、比較する対象があったからこその検索結果に満足することの方が多いということです。
グーグルは「良質なコンテンツ(内容)を上位表示する」と宣言
「グーグルはユーザーに役立つ役立つコンテンツを上位表示する」と宣言してます。
物件情報だけでユーザーに役立つ良質なコンテンツにはなりません。物件情報を引き立てるコンテンツが必要です。
例えば、その物件をさらに細かく紹介するブログや周辺環境の紹介です。そういうコンテンツが揃って初めてグーグルは、その記事の文言からキーワードを拾い出して評価します。
たくさんの人に読まれる記事、ブログなら良質なコンテンツと評価され上位表示されます。コンテンツ(記事やブログ)を書くのはあなた自身です。その評価は閲覧者とグーグルがします。
「上位表示」というSEO会社の営業トークを恐れない
SEO会社が言っている「1ページ目や上位表示しなければダメ」にはどんな意味があるのでしょうか?
SEO会社の言い分は「顧客からお金をもらって」上位表示させることがビジネスです。
もし、上位表示されても中身が薄い内容なら記事を読むことなくお客さんはお問い合わせも来店もしないでしょう。しかし、グーグルは上位表示するためには「良質なコンテンツが必要」と宣言しています。
近所の小さな不動産会社がコツコツとコンテンツを充実させている時、あなたはたった一つのビッグキーワードやミドルキーワードにこだわっていると、やがて検索結果から見放されてしまいます。
会社の方針や自身の方向性や信念を持って良質なコンテンツ作りをしていれば、ブレることも恐れることもないはずです。
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