パッとしないあの店がなぜ、地元で1番集客するのか?
先日、不動産会社の社長様から興味深いことを聞きました。
「年々お客が少なかっている中で、ドリームX導入会社はたいして物件を載せていないのに、近所で一番人気があって集客もしている。そのドリームX導入会社の従業員に聞いたら・・・
従業員は、社長が毎日ブログを書いていると証言したそうです。
「物件情報だけで集客できなくなった」と誰もが言う
そこで社長様は「どうしてブログを発信すると集客できるのか理由が分からない」と私に聞いたのです。
不動産会社は年々集客数や成約、売上が落としています。現在、多くの不動産会社が「ホームページで物件を紹介しても集客できない」と口をそろえて言います。
しかし、そんな中でホームページで毎年右肩上がりで来店客や売上を増やした不動産会社があります。この会社は管理物件500戸、社長社員合わせて4名の会社です。
ホームページに自社管理物件しか掲載していません。それなのになぜ毎年管理物件を増やし、成約を増やし、売上を増やしているのでしょうか?
その理由は
物件情報は重複コンテンツ扱いになっている可能性がある
2015年頃から、Googleは検索の仕組みを大きく変えてきました。
Googleは不動産会社のホームページの物件情報を検索結果から外しました。単なる商品の陳列としかみなくなったからです。
コンビニでもスーパーでもお菓子のまちおかでも買えるチョコレートと同じように。
例えばポータルサイトの物件紹介は重複が当たり前です。物件を探す人にとって違いが判別できません。ポータルサイト訪問者にとって不便極まりないです。
そこでGoogleは「物件より、信頼できる不動産会社に出会って欲しい」と考えました。Google訪問者に役立つ情報が多い不動産ホームページを上位表示することに仕組みを変えました。
だから1年間、大家さんに向けてお役立ちブログや町の紹介ブログを書き続けた会社はグーグルにどんどん検索され、結果的に地元の不動産ホームページでは、検索される人気店になっていたのです。
物件数が少ないのではない。役立つ情報が足りないのだ
管理物件(約500戸)だけで、なぜあんなに集客できるか不思議だったので、偶然に会ったその会社の従業員に聞きました。
「社長は1年くらい前から毎日ブログを書き始めた。去年の夏頃からブログを見たという大家さんやお客さんがやって来るようになった。今ではポータルサイトは使っていないけど年々忙しくなっている」と言ったそうです。何とも憎たらしいことを聞いたそうです。
最近、このような現象があちこちで起きています。 不動産会社は数年前までホームページに物件さえ載せていれば集客できていた時期がありました。
その頃の経験やイメージから脱却できない不動産会社が今も多いです。その頃に比べて、現在はほとんどの不動産会社がインターネットで物件情報を発信するようなりました。
Googleまでも大きく仕組みを変えて、物件だけでは他社との差別化ができなくなりました。
自社の強みをブログで伝える、お役立ち情報をブログで発信する
まだ、ほとんどの不動産会社が気づいていない集客の仕組みは効果が出るまで半年、1年くらいかかりますがやる価値はあります。
むしろ、今後は広告費は今より高騰するのは間違いありません。その時に備えて、今からコツコツやっておきたいですね。
あなたの会社の強み、他社との違いやスタッフの魅力をブログでどんどん紹介しましょう。そして、記事を読んだ大家さんやお客様を共感を得ることからはじめましょう。
決して慌ててはいけません。これから時間をかけてつくる仕組みですから。
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