繁盛店と先細り店の違いは
ポータルサイトで同業者の競争に疲れ、ブログを中心としたコンテンツでファンを集め、他社と競わず比べず戦わずの不戦勝経営にたどり着いた零細不動産店の社長の物語。
まさにゼロから再生を目指しました。
ポータルサイトに大金を払って赤字経営なんて
「毎月50万円という大金をポータルサイトに支払っていた。費用対効果は悪いけどやめたらもっと不安になる」「ポータルサイトをやめたら大家さんや近所の同業者から経営状態が悪かったからと言われる」「ホームページを変えたいけど、何をどう変えてイイか分からない」
これらはすべて見栄と欲でした。だれにも見栄と欲があります。見栄と欲は捨てることはできなくて、経営を悪化させていました。
生きていくためには商売を続けるしかない。でも今のままでは間違いなく数年先には閉店が待っている。何とかしなければ・・・
繁盛店との違いは顧客ターゲットだった
社長は追い詰められていた。近所の繁盛店とおぼしき同業者はブログがメインである。そのブログを読むと、不動産オーナーや地主の悩みと解決法を綴っていた。その程度のブログなら、自分でも書けないことはないと思った。
自分はといえばポータルサイト連動型のホームページを利用していた。顧客は入居者や不動産購入者だ。近所の同業者もみんな同じである。
ここで私は大きな間違いを発見した。それは近所の繁盛店のターゲットは不動産オーナーや地主だ。もっと掘り下げて分析すると、自分はホームページで近隣同業者と戦っていたのだ。これでは先細りするのは当たり前だと気付いた。
経営状態は年々ジワジワと悪化していた。追い詰められていた。追い詰められた自分に残された選択肢はわずかでした。
1、そのまま続けるか?
2、諦めて逃げるか?(廃業するか)
3、他社と違う方法でやり直すか?
追い詰められた社長は今までのホームページとポータルサイトと決別しました。ブログでホームページを見つけてもらう。売主、不動産オーナーから受託する手法に変えました。
1年間ブログ発信で安定した集客
社長はブログを毎日書き続けました。
「今更、何でブログ?」と思ったけど、全国にブログを活用している小さな社長の成功方法を聞いた。検索サイトはブログを高く評価していることも分かった。
それまでそんなことは誰も教えてくれなかった。興味深かったのは、ほとんどの不動産会社はブログをやっていないということだった。
これはチャンスと無我夢中でブログを書き続けました。追い詰められた社長は人と同じことをやるという選択肢はなかった。
そしてそのブログをフェイスブックやツイッターなどのSNSで拡散しましたが、結果的にあまり効果はありませんでしたが。
継続する励みと目安に数値目標として「ページビュー」を毎日チェックしました。新しいホームページをスタートして3ヶ月経過した頃、ある変化が起こりました。
ブログが100記事位になってページビューが飛躍的に増えたのです。ブログは蓄積型の定期預金のようなものです。それも3ヶ月複利の定期預金です。
突然ページビューの急増と同時に反響が入り始めました。そうなると、どういう記事を書くと訪問者が増えるか? ページビューを増やすことができるようんなるのか?を分析しながら記事を書くようにしました。
ブログで売主大家さんが募集依頼にやってくる
ブログを書き続け、数値を分析すると、どんなことを書けば訪問者やページビューが多いのかということが分かってきます。
結論から言えば、一番効果的な内容は、『困っている人への問題解決ブログ』です。
理由は簡単でした。私たちは知っていることは基本的に検索しないのです。知らないこと、知りたいこと、見たいことをキーワード検索するからです。
困っている人=大家さん、売主
問題解決=空室対策、売却相談
です。
この問題に不動産のプロとして解決するブログを書くと、悩みや不安を持つ大家さんや売主が検索してブログを見つけてファンになります。今では大家さん売主さんが募集依頼にやって来る会社になりました。
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