オレ「が」を捨て、おか「げ」で生きてみる
断捨離をしている時に1本のカセットテープが出てきました。当時そのテープを通勤時の車の中で何度も聞いては勇気付けられました。
聞き直してみると、今でも私の生き方のベースになっている言葉がいくつかありました。時間の経過と共にその”良い言葉”も次第に忘れていました。
それは田中真澄(故人)さんという方の「人生は今日がはじまり。昨日まではリハーサル」という1本のカセットテープでした。
個人事業主、零細企業が生き残る知恵
田中真澄さんは、どちらかといえば、個人事業主や年配の零細企業の社長向けの講演が多かったようです。人生100年時代の生き方を伝授していました。
ある意味、今の時代にピッタリな内容です。ボケないためには1日1万歩歩くこと、名刺には電話番号(携帯)を記載して24時間対応することなど孤独な零細企業の社長や管理職の生き方を伝授しています。
人生は今日がはじまり、昨日まではリハーサル
公務員でも大企業に勤めていても、定年になれば個人事業主です。誰もその覚悟と準備をしておく必要がある。「考え方を改めて、今日から新たな気持ちで生きよ」と田中真澄さんは説いていた。
だから失敗しても、人生やり直しができるんだよ、と優しく話していました。
当時はサラリーマンだったので危機感はそれほどなかったけど、独立して人のつかい方や器の狭さに悩む日々、カセットテープを何度も聞きました。
失敗する度に「今日がはじまり、昨日まではリハーサル」と自分に言い聞かせていました。夜明け前の闇夜が一番暗い、それでも夜明けと24時間は誰にも平等にえられていることを教えてくれた1本のカセットテープ。
俺がの「我」を捨て、おかげの「下」で生きよ
商売がちょっと上手くと、調子に乗って周りが見えなくなる。上手くいっているのは自分の実力と勘違いする。私にもそんな時がありました。
俺がの「我(ガ)」になっていた。目立つことが良いと勘違いしていた。インターネットというメディアで目立ちたいという気持ちが重なっていた。
自分らしい生き方を見つけようと模索していた時に、「控えめが良い」という考えに出会う。
生きていることに満足、求めなければ身の回りも不便や不満はない。欲を減らして足るを知る。感謝の気持ちで日々を行動してみる。何故か心地が良い。
1本のカセットテープは、当時は分からなかった生き方を何十年もたった今また教えてくれた。そして断捨離は一気に進んだ。
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