社長もブログ作成チームの１人になってもらおう

不動産会社のブログと言えば「社長ブログ」があります。

社長の日々の日常を綴った日記です。最初のステップとしてはそれもイイですが。

ブログは『誰に何を伝えるか』が重要です。ブログ集客で成果を上げるには、社長が先頭に立って大家さんや売主さんにブログでメッセージを送るのが一番効果があります。

不動産会社のホームページには、よく「社長ブログ」があります。社長が直接書いているものもあります。

社長はパソコンが苦手なので事務員さんやパートの女性が作成しているブログがあります。比較的長続きしていますが、アクセスは少ないものが多いようです。

内容は

「誰と会って会食した」

「前日の出来事」

「ランチの紹介」

という社長の日記や

「今年の目標」

「今後の我が社についてのビジョン」

などの大づかみな話が多くなります。現場の声や生の情報や役立つ記事はほとんどありません。

このようなブログは、ホームページ内のブログに載せても効果は少ないでしょう。社員や社長の個人的な友人・知人には読まれるかもしれません。

しかし、会社の主な顧客で、ブログの想定する読者でもある大家さんや不動産の借り手にはアピールするものがないからです。不動産会社のブログで一番効果があるのが「社長が大家さんや売主向けに書くブログ」です。

小さな不動産会社がブログを作成する目的を思い出してください。もともと、自社のファンを作り、自社のホームページに顧客を誘導して集客するために作成するものです。

「困っていたら私におまかせください」というようなメッセージを送りましょう。日常を伝える社長の日記では、その目的に合っているとはいえません。

社長もブログ作成チームの一員として、時々記事を担当してもらう形にすればいいのです。週に１回や１０日に１度とかスケジュールを決めて書いてもらいましょう。

こうすれば会社のアピールもできて、会社の公式なブログであるという色を出すこともできます。小さな不動産会社のホームページ運営に大切なのは「チームワーク」です。