Vol.37 ブログの目的を社内で共有すれば、必ず集客できる
不動産会社が発信するブログは会社のスポークスマン、つまり報道官の役割があります。
スタッフが揃っていて複数の担当が当番制で担当し、記事を作成する会社もあります。しかし何人かで記事を作成していると、中には個性豊かな人もいます。人によって記事の方向性にズレが出ることが起きてきます。
ネット集客が上手くいっている会社と、下手な会社の違いは「ブログの目的が社内で共有されているかどうか」に尽きます。
チームでブログ記事を作成するデメリット
チームで記事を作成すると、大きなメリットがあるのは前回お話しました。
しかし、チームでの記事作成にはデメリットもあります。それは、担当者によって記事の方向性が異なってしまうことです。
内容が異なるので文章や文体が異なるのはしかたありませんが、カジュアルすぎたり堅苦しすぎたりと雰囲気が大きく異なることはよくあります。また、ウケを狙って話を盛りすぎたり、変なところで自分の主張や自慢話が大きく前面に出る文章になることもあります。
これでは、読んでいる側は混乱します。時には不愉快になることもあります。
ブログの内容、クオリティーを維持するため必要なモノ
ブログ作成チームのメンバーを決めたら、最初に全員で集まってガイドラインを作成します。
そこで
・文体、
・1ページの長さ、
・話題によっては記事のスタイル
などをある程度決めておくと、一定のクオリティが保てます。
・記事の担当者ごとの担当範囲や
・記事を作成する順番
なども決めます。
繁忙期や月末の入出金の確認などで、担当者が決まった日に更新できなかった場合は
・誰にどう知らせるか、
・代わりの人が更新するのか、
・次の順番の人が先に更新するのか、
など細かいことも決めておきます。
重要なのは目的の共有「誰に、なんのために」
細かいルールを決めるのも重要ですが、社内でガイドラインを作成するときに一番重要なのは「ブログは誰に向けて、なんのために作成するのか」という目的を共有することです。もし方向性を失いかけた時は、再度全員で集まって「誰に、なんのために」を原点に振り返って打ち合わせをしてください。
街の小さな不動産屋のブログは、あくまでも良質なコンテンツを集めて検索したときに上位に表示されることを目指し、そこから会社のイメージをアップしたり、顧客を会社のホームページに誘導するためのものです。そのためには、顧客に役に立つ、顧客が読んで面白い記事を書くのが重要になります。
この目標をチーム全員で共有し、記事を作成するときは常に意識しましょう。
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