採用はできる人より、失敗経験が豊富な人
採用する際に、どうしても即戦力の人と考えます。そもそも仕事は会社、職場、業種によって違います。働いてみなければお互いが判断できません。
ましてや30、40分の短い面接時間で分かるものではありません。
経験、技術、資格、学歴なんてアテにならない
求人で採用の基準になるものとして、新卒なら学歴がある。国公立大学、有名な学校などで採用する方法です。学歴なんてアテにならない典型です。
中途採用なら経験、技術、資格などです。いずれにしても、経験、技術、資格もあまりアテなりません。私が重要視したのは、応募してきた人が今までどんな失敗をやってきたか、やらかしてきたかを採用の基準にしたら、良い人財にめぐり合うことができました。さらに本採用までの期間をにいかに長く設定して、その人柄を見抜くかです。
試用期間の給与は
採用の際に重要になってくるのが試用期間です。応募者に対して、いかに試用期間を長くできるかです。通常は2ヶ月から3ヶ月の場合が多いですが、できれば6ヶ月くらいは欲しいですね。
試用期間の支給額が正式採用の8割から9割というケースが多いのですが、むしろ試用期間中の給与は正式採用の1.2倍から1.5倍にすると、会社も応募者双方がメリットを感じてくれるはずです。もちろんその期間の社会保険は完備します。
半年あれば応募者は実力や期待する能力を発揮することはできるでしょう。企業の経営者や上司も、試用期間内で、応募者の人柄や能力を見抜くことはできます。
人は1、2ヶ月は猫をかぶることはできますが、半年もできません。
採用の基準は
採用の基準を「経験、技術、資格、学歴」にするより大切なモノとして、人間性、真摯さを基準にしたいです。
どんなに経験や技術が素人であっても、真面目な人なら1年、2年とやっていくうちに必ず戦力になります。会社としては真面目な人が途中で辞められるのが一番良くないことです。
それまでの過程で築いてきたものを一瞬でドブに捨てるようなものです。だからお互いに我慢したり、歩み寄ることは大切なルールの一つです。
日本的な古い考え方かもしれませんが、できる限り長く働いてもらうために双方が歩み寄るところは歩み寄って支え合う気持ちで仕事がしたいものです。
採用はできる人より、失敗経験の多い人も採用基準に入れてみてはいかがでしょうか?
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