不人気物件を満室にする募集方法がある

不人気物件を人気物件に変える方法があります。

「ツタがからまる古い戸建」は不人気物件と思っていませんか？  でもそんな古い家に住みたい人は真剣に蔦に覆われた部屋を探しています。

 「バスや交通の便が悪い駅から遠い部屋」を”別荘生活はいかが？”と募集して満室にしました。

 「電車が目の前の通る不人気物件」、電車の音が気になってなかなか成約できなかった部屋でした。でも電車好きの女子大生は、その部屋を訪れた瞬間「目の前を電車が走るこんな部屋に住みたかった」と入居を決意して卒業後も賃貸生活を満喫しました。

不動産会社が入居が難しいと気にしている不人気物件でも、募集ワードをほんのチョット変えることで人気物件に変えることができます。

目の前を電車が走るその物件は空室が半分以上でなかなか決まりませんした。大家さんから相談されたＡ不動産は入居者へのインタビューで募集方法を工夫すれば満室にできると確信しました。

入居者は
・「いつも電車が目の前を走るのを見るの楽しい」
・「電車が走らない深夜は寂しい」

アンケートに答えてくれた入居者は鉄道が目の前を走ることに満足していました。その鉄道が物件をホームページに掲載する前に、ブログで紹介しました。それは驚くべきタイトルでした。

「鉄男さん鉄子さんにピッタリな部屋」

10部屋の空室はあっという間に満室になりました。電車の騒音を逆手に取った募集方法です。

ブログに掲載して認知度を高めた後で自社ホームページに掲載して、申し込みを増やしました。自社ホームページよりブログによる影響力が強いことを知っていたＡ不動産の戦略が功を奏しました。

電車が好き、鉄男さん、鉄子さんには目の前を電車が通ることは最高の幸せなのです。電車の音は子守唄のようなモノです。人数は少ないですが、そういう人は必ずいます。

まさに短所を長所に変えて募集方法です。