Vol.41 大家さん売主さんが読みたいブログってどんな記事

前回の記事で「ブログでは会社の売り込みではなく、大家さん、売主さんの読みたいもの、役に立つ記事を作成する」という説明をしましたが、具体的にはどう言う記事を作成すればいいのでしょうか？

読んでもらいたい記事を考えるには、読者がどういう人なのかを考えましょう。

街の小さな不動産会社なら、主な読者は営業エリアに物件を持っている大家さんか、売主さんです。また引っ越しを考えていろいろな不動産関係のサイトを見ている入居者や不動産を購入したいと考えている方です。

 

しかし、入居者や購入者が不動産関係の記事を読むのは引っ越しが完了するまでの短い時間です。ブログでファンになって顧客化するには大家さんや売主さんをターゲットにした役立つ記事が効果があります。

つまり、営業エリアに物件を所有する大家さんや売主さんを主な読者として、大家さんが読みたいと思う記事を作成すればいいのです。そのような記事は、入居者や購入者にも役立つ記事になります。

大家さんや売主さんが読みたい記事とはどんなものでしょう？

突然本人に聞いてみても、おそらく具体的な要望は出ないでしょう。大家さんや売主さんたちも、自分がどんな記事を読みたいのか分かっていないからです。

 

今まで、あなたの会社に相談されたことや、スタッフが聞いたことがヒントになります。実はあなたの周辺に、悩まなくても役立つコンテンツを簡単に見つけることができますか。

例えば、リクルート社が発行する駅や町中に置いてある無料の情報誌です。情報誌には建物のことや、住宅ローンや税金の最新情報など役立つコンテンツが満載です。

それからヒントを得てコンテンツ作りができます。

実際に大家さんや売主さんににとって面白く、役に立つ記事を作成してブログに掲載すると、記事の価値はわかってもらえます。そういう記事を作成することができれば、ブログの愛読者が増えていきます。

小さな不動産会社のブログは「大家さんや売主さんが潜在的に欲しいと思っている情報や知識」を得ることができる記事や「大家さんや売主さんが読んで面白く、役に立つ記事」を書く必要があります。

言い換えれば、顧客の潜在的なニーズを読み取り、形にして見せることでブログやホームページヘ集客し、相談や来店、自社の利益につなげていく地道な集客法です。

ブログの記事作成も、営業活動の1つであることがわかります。

読者の先回りをして「こんなものが読みたかった」と言われるような記事を作成しましょう。