「家賃を払っているから除雪しろ」苦情対処法
信じられないことが起こる時代です。一昨年都内に降った大雪?で管理会社にウソのような苦情があった実話です。
「雪で駐車場から車が出せない。何とかしろ!!」と管理会社に連絡が入りました。
悪いのは雪か、それとも管理会社か?
「雪で車が出せない、除雪しろ」と管理会社に苦情を言う
それは実際にお得意の管理会社様にメールが届きました。
「オタクで管理している駐車場を借りている。雪で車が出せない。大至急対応しろ!」
お名前は「契約者」とありました.電話じゃかけにくいし、無料のメールやお問合せフォームなら追跡されないから「契約者」としたのでしょうか?
雪国で育った私にはどうにも不思議な出来事でした。電車に10数時間も閉じ込められて車内で我慢する雪国の人と、雪に慣れていない地域の人はこんなにも違うのかなあ? と感じました。
悪いのは雪でしょうか? ぞれとも管理会社でしょうか?
「降雪時の除雪は入居者、賃借人で」と事前通知で入居者を教育する
近頃は入居者、賃借人のモンスター化はとどまることを知りません。
リスクを事前に回避するためにも、書面などで「降雪時の除雪は入居者、賃借人で行ってください」と事前に通知しておくことも良いでしょう。
いろんなケースを書面や貼り紙などを活用して、入居者や賃借人に通知して教育することは不動産会社のマーケティングです。モンスタークレーマーになる前に「こんなことで騒ぐと他の入居者に迷惑になる」と自制してもらうことも必要です。
クレームには毅然とした態度で。契約の非対面化も影響か?
最近、入居者から管理会社に多くなっている苦情が「騒音」です。
・深夜まで大声が聞こえる。
・TVや音楽が夜中まで聴こえる。
・上階で子供が飛び跳ねる。
・サッシの開け閉めがうるさい。
等々です。
騒音は、時に事件になりかねません。入居者のモラルの低下と厳格化が同居しています。
また、外国人入居者の習慣の違いも事を大きくしています。契約者家族以外の同居。香辛料や椰子の油などを使った匂いの強い料理。
契約時にどこまで書面化するか、できるか重要になりそうです。重説のIT化など非対面が進むことで、「聞いた聞いていない」「重要事項説明書や契約書は見ていない」というような厄介な事態が今後ますます増えるでしょう。
管理会社にとって頭の痛い問題です。毅然とした態度が必要です。
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